「フムス(ひよこ豆のディップ)」は、イスラエルを含む中東地域で古くから親しまれてきた、いわば“ソウルフード”のような存在。そのフムスが、先日発表された「2025年この夏絶対流行する!エスニック食ランキング」(日本エスニック協会)で堂々の3位にランクインしました。この結果は、フムスが近年、日本でも着実に人気を高めている証といえるでしょう。

フムスは、ひよこ豆と中東の練りごま「テヒナ(タヒニ)」やオリーブオイル、レモン果汁、にんにくなどを滑らかなペースト状にしたもの。オリーブオイルやパプリカパウダー、玉葱のみじん切りを添え、ちぎったピタ(ピタパン)ですくいながらいただくのがイスラエルの定番スタイル。ピタは、中東の伝統的な平たいパンで、中が空洞でポケット状になっているのが特徴。イスラエルでは、フムスを食べるときはもちろん、中に好きな具材を詰めてサンドイッチにしたりもします。
シンプルで素朴な見た目ながらクリーミーで濃厚なフムスは、動物性食品を使わないヴィーガンフレンドリーフード。高たんぱく・グルテンフリーで、肉にも野菜にもパンにも合うおいしくてヘルシーなディップです。日常の朝食やランチに、また次のような楽しみ方もおすすめです!
- スプレッドとして:バターやマヨネーズの代わりとしてパンに塗り、サンドイッチに
- ディップとして:パーティフードの定番、野菜スティックやトルティーヤチップスなどをディップして
- 肉などに添えて:マッシュポテトのようにグリルした肉や魚に添える

イスラエルの家庭では、朝食やランチに登場することが多いフムス。近年ではアメリカやヨーロッパで健康志向のスナックとしても人気を集め、日本でも大手スーパーやコンビニで商品化されるようになりました。まだ食べたことがないという方は、ぜひカフェやお店で見かけたら挑戦してみてください!
<「今夏絶対流行るエスニック食ランキング」調査概要>
- 調査期間:2025年5月12日(月)〜2025年5月25日(日)
- 対象:日本エスニック協会員110名
<一般社団法人 日本エスニック協会について>
2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化「エスニック×日本」を通じた地域活性や、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な文化創造をすることをめざしています。
公式ウェブサイト:http://ethnic-as.net/