実は、イスラエルの人口の約2割はアラブ系市民。アラブフード抜きではイスラエルの食を語ることはできません。今回は、日本でもブームの兆しのアラブスイーツについて、サクッと30秒でわかるまとめをご紹介します。
クナフェは、水と小麦粉の生地をまるで糸のように細く成形した生地で、フレッシュチーズやナッツ、濃厚なクリームなどを挟んで焼き上げ、シロップをかけたもの。クラッシュしたピスタチオとの相性は最高です。
パレスチナ自治区ナブルスではクナフェが名物とされ、2009年には全長74メートル、重さ1765キロの巨大クナフェでギネス記録に挑戦したことも。
バクラヴァは幾重もの層から成る、オスマン帝国起源のデザート。紙のように薄いフィロと呼ばれる生地の間に刻んだクルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを挟んで、溶かしたバターを塗りながら何枚も重ねて作ります。焼き上がったら、ローズウォーター入りの香りの良いシロップをかけてできあがり。
ハルヴァは、東はバングラデシュ、西はモロッコに至る広範な地域で食べられているゴマの甘いお菓子。程よい甘さとゴマの香ばしさ、ザクザクした歯ごたえ、そして口の中でほろっとほどける食感が特徴です。
地域ごとに色々なスタイルがありますが、イスラエルでは主に、タヒニというゴマペーストを使ったトルコスタイルのハルヴァがポピュラーです。
ローズウォーターの風味が爽やかなミルクプリン、マラビ。ココナッツパウダーや砕いたナッツ、ザクロのシロップをお好みでかけていただきます。
暑いイスラエルの夏は、マラビのスタンドが賑わいます。スタンド周辺には椅子やテーブルが置いてあり、おしゃべりをするティーンや、バックギャモンやチェスなどのボードゲームを楽しむ大人など、老若男女が楽しく集います。
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