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ワールドカップは“観る”ものから“参加する”ものへ ― 2026年大会が変えるサッカー文化

by Keiko |2026年06月15日

2026 FIFAワールドカップ™がいよいよ開幕!日本代表の初戦は、強豪オランダ相手に引き分けというスタートとなりました。史上初となるアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催大会を前に、イスラエル発のスポーツテクノロジー企業WSC Sportsは、開催国のサッカーファンを対象にした調査レポートを発表。その結果から見えてきたのは、サッカー観戦が大きな転換点を迎えているという事実です。



世界で最も人気のあるスポーツの観戦が変わる?

かつて試合観戦といえば、テレビの前で90分間試合を見届けることを意味していました。しかし現在、ファンは試合を観ながら友人とグループチャットで盛り上がり、SNSにリアルタイムで投稿し、ショート動画やハイライトを共有しています。


もはやサッカーは「観るスポーツ」ではなく、「参加する体験」へと進化しているのです。


今回の調査を発表したWSC Sportsは、AIを活用したスポーツコンテンツ自動生成・配信技術を提供するリーディングカンパニー。NBA、ESPN、LALIGAをはじめ、世界650以上のスポーツ団体やメディア企業に導入されており、ハイライト制作やコンテンツ配信の自動化を通じて、ファンエンゲージメントと収益化の拡大を支援しています。


ワールドカップ2026の公式球

メキシコが示す“デジタル観戦大国”の姿

調査対象となった3カ国の中で、最も熱量の高い結果を示したのはメキシコでした。
定期的にワールドカップをフォローしていると回答した人は85%。さらに89%が複数のデバイスを使いながら試合を観戦すると答えています。


スマートフォンでSNSを見ながらテレビで試合を観る。友人とのチャットに参加しながら、ハイライト動画を共有する。

ピッチ上の出来事は、瞬時にデジタル空間へ拡散され、何万人、何十万人ものファンとの会話へと発展していきます。


サッカー文化が深く根付いたメキシコでは、この「マルチスクリーン観戦」がすでに当たり前の光景となっています。


テレビ観戦するメキシコのサッカーファン

ワールドカップがアメリカを変える

一方で、アメリカはまだサッカー新興国と呼ばれることもあります。

しかし、その成長スピードは目覚ましいものがあります。

MLS(メジャーリーグサッカー)は観客動員を伸ばし続け、NWSL(アメリカ女子プロサッカーリーグ)も急速に拡大しています。さらに、リオネル・メッシのMLS参戦やAppleによるデジタル配信プラットフォームの整備によって、若い世代を中心にサッカーへの関心は確実に高まっています。


2026年大会が始まれば、アメリカ各地には世界中からサポーターが集結します。

オランダのオレンジ色の応援団、アルゼンチンやブラジルの熱狂的なファン、日本の「SAMURAI BLUE」サポーターたち。

スタジアムだけでなく、街中のバーや広場、SNSのタイムラインまでがワールドカップ一色に染まることでしょう。


この熱狂は、新たなサッカーファンを生み出す絶好の機会となります。

自国代表を応援する人、スター選手に憧れる人、友人に誘われて初めて試合を観る人。

さまざまな入口からサッカーの世界へ足を踏み入れた人々が、大会後もMLSや欧州リーグを追い続けるようになれば、アメリカのサッカー文化はさらに大きく成長していくはずです。


ロッカールームからフィールドに向かうサッカー選手

日本のファンにも広がる新しい観戦体験

この変化は北米だけの話ではありません。 日本でも、試合中にSNSでリアクションを共有したり、ハイライト動画を視聴したりするスタイルは急速に定着しています。


久保建英、堂安律、鎌田大地といった日本代表選手たちへの期待も高まる中、2026年大会は日本のサッカーコミュニティにとっても特別なイベントになるでしょう。


ファンは試合終了のホイッスルとともに観戦を終えるのではなく、その後もオンライン上で議論し、動画を共有し、感動を再体験します。 試合の価値は90分間では終わらず、その後何日にもわたってデジタル空間で生き続けるのです。


スタジアムで応援する日本のサッカーファン

データが示す開催国の違い

WSC Sportsの調査によると、開催3カ国のファンには明確な違いが見られました。

    指 標    メキシコ    カナダ    アメリカ
定期的にワールドカップをフォロー     85%     49%     40%
マルチスクリーンで観戦     89%     46%     42%
有料配信サービスを利用     67%     24%     37%

こうした違いは、放送局やスポーツリーグ、スポンサー企業にとって重要な示唆となります。


2026年大会の成功には、各国・各地域のファン行動に合わせたコンテンツ戦略とデジタル施策が不可欠になるでしょう。


サッカーの未来はコミュニティの中にある

2026 FIFAワールドカップ™は単なるスポーツイベントではありません。

それは、世界中のファンがリアルタイムでつながり、共感し、参加する巨大なデジタルコミュニティの祭典でもあります。

試合を観るだけではなく、語り合い、共有し、共に熱狂する。

そんな新しいスポーツ体験が、北中米から世界へ広がろうとしています。

そして2026年は、その変化が加速する歴史的な一年になるかもしれません。


ワールドカップ北中米大会 2026のイメージ

2026 FIFAワールドカップ開催国レポート(英語版)
https://info.wsc-sports.com/jn/