まるで極楽鳥が羽ばたいているような花姿のストレリチア(極楽鳥花)。温暖な気候を好む性質から、日本ではフラワーショップや鑑賞庭園以外で目にすることは殆どありませんが、イスラエルでは至るところに咲いています。
色鮮やかでエキゾチックな見た目から、「威厳」「堂々とした美しさ」などの花言葉を持ちます。
聖書に度々登場する木、「棕櫚(シュロ)」。日本ではシュロ以外のヤシ科の植物に馴染みがなかったためそう訳されましたが、実はこれはナツメヤシを指しているんです。イエスのエルサレム入城の日に、人々が道に敷いたとされる植物でもあります。
イスラエルでは街路樹として全土で栽培されており、また果実を干した「デーツ」は中東を代表するスイーツとして愛されています。お好み焼きソースの原料としても使われているんですよ!
ユダの木の名は、イエスを銀貨30枚で売った裏切り者であるユダが、そのことを悔いて首を吊った木であるとされることに由来します。しかしダークなイメージの名前とは裏腹に、美しい花と可愛らしいハート型の葉が特徴です。
葉が出る前には濃いピンクの花だけがびっしりと咲き、樹高は10メートル以上になることもあります。
ソメイヨシノによく似た、白や淡いピンク色の花を咲かせるアーモンドの木。日本の桜と同じく春の訪れを告げる存在で、イスラエルでは2月頃に花が咲きます。
アメリカやヨーロッパ〜東アジアの温暖で乾燥した気候の地域に分布しており、現地在住日本人の花見欲を満たしてくれる存在でもあります。
地中海地方の象徴的な樹木と言えるオリーブ。地中海東岸にあるイスラエルも例外ではなく、食用または観賞用として全土で栽培されています。
旧約・新約聖書で度々言及される、エルサレムの東側に位置するオリーブ山。この北西麓に位置する「ゲッセマネの園」は、「オリーブ油搾り場」を意味しています。