30秒でわかる！イスラエルでよく見られる植物まとめ【その1】

見事な緋色でイスラエルの夏を彩るホウオウボク（デロニクス・レジア）。葉が緑色から赤褐色に変化する紅葉が美しく、その姿がフェニックスに似ていることから「鳳凰木」と呼ばれています。

イスラエルのどこまでも青い空と、ホウオウボクの緋色の対比は見る者を飽きさせない魅力があり、テルアビブのロッチルド通りをはじめ街路樹としても広く親しまれています。

太陽の光を浴びて輝く美しい淡紫色のジャカランダの花は、イスラエルの地に春を告げるメッセンジャーのような存在です。ホウオウボク、カエンボクと並んで、世界三大花木の一つに数えられています。

イスラエルでは街路樹としてもよく見かけるポピュラーな樹木ですが、寒さに弱いため日本においては、主に沖縄県や九州、南関東、沿岸部の温暖な地域のみ栽培されています。

イスラエルでは春先のピクニックでお馴染みの可憐な花、アネモネ。草原や森の中で春の日差しの中に群生する様は、イスラエルの短い春を象徴する風物詩です。

アネモネは薬用植物としても知られており、根や根茎には炎症や痛みを和らげる効果があるとされています。イエスが山上の説教で話した「野の花」の一つであると考えられています。

イスラエルでは一年を通じてあらゆる場所で目にすることのできるブーゲンビリア。夏季には文字通り、競うように咲き誇る様が愛されています。

実際の花は小さく目立ちませんが、その周りを包むように広がる色鮮やかなガクがまるで花のように見える不思議な花。ガクの色合いは紫、ピンク、赤、オレンジ、白、黄色など多彩な熱帯性植物です。

ハイビスカスの最大の特徴である印象的な花の大きさは、種類によって異なりますが中には直径10cm以上のものもあります。花の色合いは赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど多く、イスラエルでもありとあらゆる色のハイビスカスが植えられています。

園芸用のほかにも、ハーブティーの原料として利用され、ハイビスカスティーは酸味と爽やかな味わいが特徴です。