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TRAVEL

東エルサレムの写真映えスポットを巡る日帰り旅モデルコース

by Ayano Sakamoto |2022年08月01日

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地として知られているエルサレム。エルサレム旧市街が、東エルサレム地区にあることはご存じでしょうか?エルサレム旧市街の北に位置するダマスカス門やヘロデ門から旧市街の外側に出ると、そこにはアラブらしい佇まいが残っています。街ゆく人々もムスリムの方が多くなり、これまでとは異なる空気感。今回は旧市街の外側、東エルサレムの写真映えするスポットを紹介したいと思います。


アメリカンコロニーホテルの美しい中庭

充実した展示のロックフェラー博物館

ヘロデ門から出て、右方向の城壁沿いを歩くこと5分。そこには、アメリカの大富豪ジョン・ロックフェラー2世から資金提供を受けて、イギリス委任統治政府が1938年に建築した考古学博物館「ロックフェラー博物館」があります。こちらでは、時代ごとに部屋分けして展示された古代遺物と芸術品を無料で見学できます。想像以上の展示数で見応えたっぷりです。

Rockefeller Museum


八角の塔と博物館の中庭、写真を撮っている側の後ろにモザイクの部屋がある
中庭の壁には第三次中東戦争時の銃弾跡が残っている
彫刻のコレクションなど驚きの展示数

博物館の西側(中庭の奥)には、青とターコイズ色のアルメニア陶器のタイルで覆われた小部屋があり、人気の写真スポットになっています。

窓枠に座ってみたり、壁に寄りかかってみたりと、訪れた人々が色々なポーズで最高の一枚を撮ろうとシャッターを押していました。


ブルーのタイルの部屋で記念撮影

建物もお庭も美しいアメリカンコロニーホテルでランチ

ヘロデ門から北西に延びるSalah-AL-Din St.を12分程歩くと、オスマン帝国時代の高官の邸宅を利用したアメリカンコロニーホテルに辿り着きます。

https://www.americancolony.com/luxury-rooms-jerusalem


アメリカンコロニーホテル
ロビーを抜けて中庭にあるレストランでランチタイム

お昼に合わせて訪問し、手入れの行き届いた中庭を眺めながら優雅なランチタイム。豆腐や照り焼きチキンの入ったサラダ、ブラックライス付き豆腐カレーといったアジアンなメニューから、非コーシャのベーコンをトッピングしたサラダ、エビやホタテを使ったお料理など、色々なジャンルの中から選ぶことができます。


食後には、サマーバーのある外庭(パームハウスガーデン)を散策。バーの開店は夕方からのようで開いてませんでしたが、色とりどりの草花やハーブ園など見てまわり、心も胃袋も満たされる時間となりました。


非コーシャなのでホタテやベーコンを使ったお料理メニューありました!
食後に散策したパームハウスガーデン

パレスチナ雑貨のお店Sunbulaでショッピングタイム

東エルサレム訪問時に必ず寄るお店が、パレスチナ女性による手作り雑貨のお店Sunbula(スンブラ)。パレスチナ刺繍の商品を豊富に取り揃えており、お手頃な価格で購入することができます。今回は鍋敷きとキーホルダーを購入。ここの手作り雑貨は、プレゼントとしてとても喜ばれるので、自宅に数点ストックしてます。

https://www.sunbula.org/


お店は少し見つけにくい場所にあります・・・看板も控えめ
今回の購入品、パレスチナ刺繍の鍋敷きとキーホルダー

さて、旧市街から飛び出しての東エルサレムの日帰り旅はいかがでしたでしょうか?今回紹介したアメリカンコロニーホテルは、100年の歴史を持つブティックホテル。オスマンスタイルで装飾されたパシャ(高官)ルームにいつか宿泊してみたいと思いつつ、テルアビブからは日帰りで来れてしまう距離なので、なかなかその機会は訪れません…イスラエルにお越しの際のご参考にしていただければ幸いです。