イスラエル旅行の際は定番の観光スポットはもちろん、新しく人気が出てきているスポットも堪能したい!そんなあなたのために、今回は最近新たに注目されているホットスポットを5選ご紹介します。
コロナ禍に伴い、遊び方も少し変わってきたイスラエル。数年前と比べ、国内旅行に注目が集まってきており、昔から存在するスポットが新たに息を吹き返しています。
目次
テルアビブ・レビンスキー市場
イスラエルの市場といえばテルアビブのカルメル市場、そしてエルサレムのマハネイェウダ市場が有名です。しかしイスラエルの市場はそれだけではありません。
最近人気急上昇中なのは、テルアビブのレビンスキー市場。元々はギリシャ系ユダヤ人とイラン系ユダヤ人によって経営されていたお店の集まる市場で、今でもギリシャ系、そしてイラン系の料理やお店が楽しめます。
そして最近のレビンスキー市場では伝統あるお店に加え、テルアビブのアーティスト系の若者のお洒落なショップが次々と開店されています。
中でもオススメはCafé Levinsky (カフェ・レビンスキー)。市場の入り口にある小さなブースでは、主にコーヒーとガゾーズを売っています。
ガゾーズとは、簡単に言えば昔ながらの炭酸飲料。日本のラムネのようなものです。イスラエル建国時にごちそうとされてた炭酸水に、甘いジャムを混ぜて飲むガゾーズが現代風になって復活しました。
ガゾーズのメニューはなく、全てその日の店員のフリースタイル。たくさんの果物にジャム、そして様々なハーブを混ぜて提供してくれます。
炭酸水はお代わりし放題。市場散策を始める前に立ちよるにはピッタリなブースです。
▲オレンジ、シトロン、そして梅のガゾーズ
▲カラフルで可愛いフリースタイルガゾーズ
▲ジャムの種類も豊富です
Café Levinsky • 41 (Gazoz)
058-448-8480
Levinsky 41, 66109, Tel Aviv
建国から続く人気の老舗「ボレカス・ペンソ」
ボレカスとは、いくつもの層からなるパイ生地にチーズなどの具を包んだ地中海、バルカン地方の伝統料理です。練りごまのペースト(テヒーニ)とトマトソース、唐辛子のペーストにつけて食べます。煮卵とオリーブ、ピクルスも一緒に提供されます。
ペンソは70年以上続く老舗のボレカス専門店。インターネットサイトも、SNSもない、知る人ぞ知るボレカス店ですが、連日長蛇の列ができています。
数種類のボレカスがありますがオススメはチーズとほうれん草のボレカス。人気のボレカスは常に熱々を堪能することができます。
店の前で市場を眺めながらボレカスを食べれば、イスラエルに溶け込んだ気分に。
ペンソではしぼりたてジュースも提供しています。ボレカスと共にしぼりたてオレンジジュースなんていかがですか?
Burekas Penso
054-586366
Levinsky, 43, 6610912, Tel Aviv
若者の聖地 「フロレンティン」
イスラエルのヒップスターが集まる街、フロレンティン。建国前からある、歴史の長い地区です。90年代にフロレンティンの生活を題材にしたイスラエルドラマがで大ヒット。名が知れ、今では遊び好きの若者のあこがれの町です。若きアーティストが集まる街としても有名。フロレンティンにはコンセプトバーやパブ、隠れ家的カフェであふれかえっているます。LGBTQフレンドリーなことでも有名で、プライドカラーの旗が至る所に掲げられています。
フロレンティンでまず気が付くのはその鮮やかさ。地区全体がグラフィティーでいっぱいでカラフルです。アーティストが集まる街という事もあり、プロのグラフィティや政治的メッセージの込められたものなど様々。昼間はグラフィティーツアーがあちこちで開催されています。
#TAGはテルアビブで活躍する有名なアーティスト。クラシックな作品に現代の問題を取り入れたアートが特徴的です。彼の作品はフロレンティンの所々で見ることができ、今の時代について考えさせられるものが多いです。
▲SNSのマークを掲げる自由?の女神。独立宣言書であるはずの本には「no privacy」の文字が・・・
▲考えさせられる作品がフロレンティン中に散らばっています。
夜のフロレンティンならココ!TEDER(テデル)
夜、ロマノハウスという建物の中に入ると、そこは異空間。テデルというラジオ局、ピザ屋、レストランなどでにぎわっています。
ロマノハウスとは、元々は40年代後半に建てられたオフィスビル兼商業施設。現在はほとんど使われておらず、週末の夜になるとビルの中庭で音楽ライブなどのイベントが開催されています。重い鉄の扉を開けると、外見からは想像もできない非日常的な雰囲気が。勇気を出して一歩踏み入れてみてください。
▲これが元オフィスの中庭なんて信じられますか?
▲実はこの中庭ではテデルFMというラジオの収録もされています。どこにラジオブースがあるのか探してみてください(ヒントは下着屋さん付近です)。
▲そしてテデルの看板メニューは特大ピザ!テーブルが埋まってしまうほどの大きさのピザが楽しめます。
▲一つの空間で、音楽、お酒そしてピザまで楽しめる、夜の街をエンジョイしたい方にオススメの場所です。
TEDER.FM
derech Jaffa 9, 65842, Tel Aviv
4000年の歴史を持つ港町Jaffa (ヤッフォ)
テルアビブ南に位置する歴史ある港町、ヤッフォ。ギリシャ神話に登場すアンドロメダの岩や、イエスの使徒ペテロが滞在した家、ナポレオンの襲撃を受けた港など歴史好きにはたまらない興味深いスポットでいっぱいです。
数年前まではテルアビブの中でも貧しいスラム街でしたが、近年テルアビブ市の都市再生計画のおかげもあり、伝統とモダンを掛け合わす芸術の街と姿を変えました。
都市再生計画といっても、旧市街は昔の街並みがきれいに残ってます。テルアビブの都市らしい外見とかけ離れた石造りの街並みは、まるでタイムスリップしたかのようです。
ヤッフォに来たらぜひ名物レストラン「ドクター・シャクシューカ」で、本場のシャクシューカを堪能してみてみましょう。シャクシューカとは、地中海のスパイスで煮込んだトマトペーストに、卵を落としたポピュラーなイスラエルの朝ごはんメニューです。
ヤッフォ生まれ、ヤッフォ育ちのビノさんが営むシャクシューカ専門店「ドクター・シャクシューカ」。ケバブ入りシャクシューカや、フムス(ひよこ豆のペースト)シャクシューカなど、地中海を代表するシャクシューカを様々なバリエーションで楽しめます。料理好きの家庭に生まれ、11歳の頃からレストランで調理をしていたというビノさんは、1991年にドクター・シャクシューカをオープン。創業から30年以上経った今でも、止まることのない人気を誇っています。
シャクシューカのみならず、本格的なリビア料理が楽しめるのもこのレストランの醍醐味。是非、おかずたっぷりのランチセットを楽しんでほしいです。(量と種類がすごく多いので注意してください。)
Dr. Shakshuka
03-682-2842
3 Beit Eshel, Tel Aviv 6802503
いかがでしたか?イスラエル、特にテルアビブと聞くと中心部の観光が主流ですが、最近では南テルアビブに対する関心も上がっています。
是非、南テルアビブでイスラエルのアーティスティックな雰囲気を味わってみてください。