Share

TRAVEL

イスラエル市場徹底ガイド【カルメル市場&マハネー・イェフダ市場】食べ物編

by 木村 リヒ |2021年09月30日

イスラエル、テルアビブに位置するカルメル市場

観光で欠かせないのは市場!ローカルな雰囲気、新鮮な食材、B級グルメと人々の活気、変わらない人情。最高ですよね!


今回はイスラエル旅行の定番、テルアビブのカルメル市場とエルサレムのマハネ・ユーダ市場を紹介します。



カメラの準備はオッケーですか?カラフルでパワフルなカルメル市場

カルメル市場の始まりは1920年代までさかのぼります。当時アラブ人が住んでいたジャファ地区の北に、ロシア系ユダヤ人地区を開発し始めました。そのユダヤ人地区が今のテルアビブなのですが、そのテルアビブに住む人々に食料を販売するため、テルアビブとジャファ地区をつなぐ道のりにできた市場が今のカルメル市場です。

山あり谷ありのカルメル市場。一時は治安の悪さと衛生面から、テルアビブ市が撤去しようと計画も立てていたのですが、結局撤去されることはなく、テルアビブ市民にとってかけがえのない場所であることが歴史を通して証明してきました。

近年では毎年のように市場のリフォームがされており、昔ながらの市場に加え、市場の裏地や周辺にはおしゃれなバー、レストランやホテルが開き始めています。



カルメル市場の入口はいくつかあるのですが、北入口(キングジョージ路と面している入口)から入るのがオススメです。

北入口には広場があり、ストリートパフォーマンスのある日もあります。

カルメル市場は大きく分けて、北から南への一本道が3部分に分かれています。北口から入ってすぐは服や小物、アクセサリーなどのゾーン。イスラエル土産はこのゾーンで買っておくべきです。

市場の真ん中は食べ物の屋台ゾーン。本場のイスラエル料理や、地中海料理に加え、メキシカン料理やタイ料理まで楽しめます。

そして最後の数十メートルは野菜や果物を売っているゾーンです。ここでは新鮮な果物が安く手に入ります。しかし、量売りですのでかなりの量を買うことになります。注意してください。

今回は市場のメインロードにあるオススメのお店を3選ご紹介します。


カルメル40

行列のできるお魚屋さんです。取れたての新鮮な魚を取り扱っている魚屋さんですが、皆のお目当ては魚屋さんの前にあるフィッシュサンドのブース。小さなブースでメニューも数点のみ、しかし皆が頼むのはお店自慢のフィッシュサンドです。

たっぷりのバターでカリッと焼いたトルコ風バゲットに、これまたたっぷりのバターで焼いた地中海の魚、ヨーロッパヘダイ、レタス、トマトにレモンとニンニクのきいたソースをかけてサンドします。

このフィッシュサンドが大人気で、お昼になるとめったに並ばないイスラエル人ですら行列を作ります。列ができていても早く進むので少し待ってみてください。絶品の地中海風フィッシュサンドが楽しめますよ。


▲少しですが座れるスペースもあります。


住所:HaCarmel Street 40, Tel Aviv-Yafo

電話番号:+972-54-489-8022


ブリック・シュクハカルメル

カルメル市場の真ん中につくと聞こえてくる威勢のいい声。「ボレカ、ボレカ、ボレカ!」と名物おじちゃんが叫んでいます。

ボレカとはチュニジア料理のブリックのこと。ブリックはうすい生地で包んだ卵の揚げ物料理です。卵に加えてラム肉や、ポテトなどを入れて揚げることもあります。

とろとろの卵と熱々の生地の相性は抜群。ブリック単品で食べてもおいしいのですが、ここでは更にブリックをピタパンの中に入れ、たっぷりのチョップドサラダ、練りごまのペースト(テヒーニ)とピリ辛ソースをかけて食べることができます。

イスラエルにはチュニジア系ユダヤ人が多いので、チュニジア料理はイスラエル人にとってなじみある料理です。

チュニジア料理は揚げ物で有名!デザートには、スフィンジというチュニジア風ドーナツはどうでしょう?もちもちの生地を挙げ、たっぷりの砂糖を振って食べます。どこか懐かしいスフィンジ。オーダーするときは揚げたてをお願いしてみてください!


▲とろとろ卵のブリック


▲ピタパンと食べてもおいしい!


▲チュニジア風ドーナツ、スフィンジもオススメです。


住所:HaCarmel Street 42, Tel Aviv-Yafo

電話番号:+972 54-533-2337


ビール・バザー

ビール好きにはたまらない、イスラエルのクラフトビールが飲めるお店です。市場のメインロードから少し離れた路地にある隠れ家的パブ。お昼から空いているので観光中の昼飲みにぴったりです。

イスラエル中のクラフトビール好きが集まり作られたパブ。提供されるビールは全てイスラエル産です。南に位置するネゲブ地方のクラフトビール醸造所で製造されています。

ビールのラベルもとっても素敵で、イスラエルのデザイナーたちとコラボたものを使用しています。


▲飲み比べもできます。


▲すてきなラベルにも注目!


▲明るいうちからこんなに賑わっています。


住所:36 Yishkon St. (Yom Tov St.), Tel Aviv-Yafo

電話番号:+972 52-597-2457

https://beerbazaar.co.il/


美食のマハネー・イェフダ市場

マハネー・イェフダ―市場


マハネー・イェフダ市場の始まりは19世紀末、エルサレムに住むアラブ人によって作られました。エルサレムには旧市街にしか市場がなかったので、旧市街から離れた場所にある市場は周辺の住民にとってとても助かるものとなりました。

時を経て、現在ではエルサレムを、そしてイスラエルを代表する市場となりました。



市場の名物おじちゃん「イシュ・ハ・エトロギム」(etrog man)

イシュ・ハ・エトロギムとはヘブライ語で「シトロンの男」という意味。その名の通り、シトロン・ジュースを売っているおじちゃん(ウズィさん)のお店です。

シトロンとはレモンに似た果物で、レモンより少し香りが強いことが特徴です。

本来シトロンはユダヤ教の三大祭りの一つ「仮庵の祭り」の儀式に使われるもの。食用に使われることはあまりないのですがこのお店ではシトロン・ジュースが楽しめます!

オーナーのウズィさんは、代々受け継がれてきたイエメン・ユダヤ人とマイモニデスの医学を元に野菜やハーブを調合し、ジュースやスムージーを作っています。

お店のモットーは「健康な体に宿る幸せな心」。

免疫力アップやビタミン摂取など体の状況に合わせ、ジュースを注文できるのも人気の理由です。


▲シトロン。レモンより少し大きめで強い香りが特徴。



住所:HaEgoz Street, Jerusalem 9431818

電話番号:+972 2-500-3075

https://www.etrogman.com/


お腹が鳴ったら「パスタ・バスタ」へ。

オーナーのシルさんは、幼いころからフードスタンドを立ち上げるのが夢でした。夢を追いかけバルセロナへ修行にわたった際に新鮮なパスタと出会い、この出来立てパスタをリーズナブルな値段で届けたいという思いで、今の「パスタ・バスタ」を立ち上げました。

10年たった今、市場の一角にあったパスタ店は全国展開する規模にまで大きくなりましたが、値段は今もリーズナブル。エルサレム在住の学生に大人気のお店です。

新鮮なパスタの食感は最高です。ソースも種類が豊富で、自分に合う一品を見つけられること間違いなしです。

オススメはビートソース。鮮やかなピンクのソースが目を引きます。着色料などは一切不使用。実はこれ、自然のビートの色なんです。濃厚なクリームソースと一緒に召し上がってください。



私の一押しは「4種のチーズパスタ」。クリームソースにチェダー、パルメザン、そしてロックフォールをふんだんにつかった贅沢な一品です。

パスタの種類も様々で、スパゲティ、ペンネ、ニョッキ、ラビオリなどが選べます。



住所:Strawberry Lane, 8 Mahane Yehuda Market, Jerusalem

電話番号:+972 53-809-4650

https://pastabasta.co.il/


イスラエルを代表するシェフの味が市場で味わえる?!「マハネ・ユーダ」

市場のはずれにある「マハネ・ユーダ」というレストラン。実はレストランを開いたのはイスラエルを代表するシェフ、”アサフ・グラニット”なんです。

市場にある新鮮な野菜を使った料理を提供しているので、メニューは季節によってかわります。レストランは マハネー・イェフダ市場に近接しているため、レストランで提供される料理には柔軟性と創造性のがたくさん感じられ、「市場内の高級レストラン」として人気を集めています。

市場らしさやローカルさを残しつつ、新しいモダンな味も加わった料理は別格です。

人気店ですので事前に予約をする必要があります。


▲季節に合わせた前菜セット


▲モロッコの伝統的なスープ、”ハリラ”


▲イスラエルを代表フルシェフ、”アサフ・グラニット”


住所:10 Beit Ya’akov, Jerusalem

電話番号:+972 2-5333442

https://www.machneyuda.co.il/


いかがでしょうか?

今回紹介したのは市場のほんの一部です。

実際に行って自分の舌で確かめるのが一番!よーくおなかを空かせ、訪ねてみてください。