災害時の人道支援や食糧の運搬をはじめ、私たちの生活に欠かせない存在であるドローン。その通信技術を手掛けるイスラエルの Elsight Ltd.(本社:イスラエル・オル・イェフダ、CEO:ヨアブ・アミタイ)が、日本市場での本格的な事業展開を開始しました。 同社は、複数の通信回線を統合し、ドローンなどのミッションクリティカルな用途で安定した接続を提供するプラットフォーム『Halo』を開発・提供しています。

『Halo』は、LTE、5G、衛星通信を統合可能なプラットフォームで、ドローンの目視外飛行(BVLOS)に特化して設計・特許を取得しています。最大の特徴は、複数の4G/5Gネットワーク、衛星通信、Wi-Fiなどを統合し、途切れない接続を保証する点です。この技術により、オペレーターは世界中どこからでもドローンを遠隔操作でき、一人のオペレーターが同時に複数のドローンを管理することも可能となります。
同プラットフォームは、既にアメリカの救急サービスやドバイの警察機関、EU諸国の消防・公共安全機関などで採用され、災害救助、警察・捜索活動、緊急医療配送などに活用されています。日本でも、地震や気候変動による自然災害の増加、人口減少による物流やインフラ点検の担い手不足といった社会課題の解決策として、ドローンへの期待が高まっています。

Elsight社は、日本市場での製品販売・技術サポートにおいて、ナビコムアビエーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平塚弘司)と連携しています。ナビコムアビエーションは、航空・通信分野における専門性とネットワークを活かし、国内のドローンメーカーや自治体との関係を構築しています。今後、両社は防災、物流、インフラ点検といった公共性の高い分野での『Halo』の導入を進め、信頼性の高い通信ソリューションを提供する予定です。

同社のCEOであるヨアブ・アミタイ氏は、「日本における本格進出に際して、当社から情報発信を今後積極的に行っていけることを大変嬉しく感じています。今後、当社の『Halo』ソリューションを用いることで、ドローンやUAVが繋がり続け、より安全に活躍できることが楽しみです。特に日本は、これからドローン分野が大きく成長する巨大な市場です。『Halo』が災害救助やラストワンマイルでの物資輸送、インフラ点検など、日本の様々な分野で活躍していくことをご期待ください。」とコメントしています。
Elsight社の日本市場での本格的な展開により、ドローンを活用した災害対応や物流、インフラ点検などの分野で、安全でシームレスな接続環境が提供されることが期待されています。
Elsight社について
- 社名:EL-SIGHT LTD.
- CEO:ヨアブ・アミタイ
- 所在地:イスラエル・オル・イェフダ
- 事業内容:常時安定した通信を実現する『Halo』プラットフォームを開発・提供するイスラエルのテクノロジー企業。複数の通信回線を統合し、ドローンなどのミッションクリティカルな用途において、安全でシームレスな接続環境を支える。
- HP:https://www.elsight.com/