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LIFESTYLE

国を挙げて盛大に祝う!イスラエルの独立記念日の祝い方

by ISRAERU 編集部 |2021年04月08日

日本では、建国記念の日(2月11日)に特別なことをしたり、特別な食べ物を食べたりすることはほとんどありませんが、イスラエルの独立記念日は違います。イスラエルでは独立記念日を国を挙げて盛大に祝うのです。


イスラエル独立記念日とは?

1948年5月14日、イギリス委任統治の最終日、当時のユダヤ人指導者であったイスラエル初代首相ダヴィド・ベン=グリオン氏が独立宣言に正式なサインを行いました。そしてイスラエルが国家としての独立を宣言したその日が、イスラエルの独立記念日として国の祝日に指定されました。ちなみにイスラエル最大の国際空港であるベン グリオン国際空港は、彼の名前にちなんでいます。


イスラエルの独立記念日「Yom Ha'atsumaut(ヨム アツマウート)」は、ユダヤ暦のイヤル月5日を基準とした日が独立記念日となるため、毎年日程が異なり、2023年は4月25日がイスラエルの独立記念日に当たります。


イスラエルの独立記念日には、政府によるトーチ点火セレモニーやお祝いイベントが各地で開催されます。またイスラエルの独立記念日は、ユダヤの安息日にも当たるため、人々はこの機会を利用して、バケーションやピクニック、イスラエル国防軍(IDF)による展示見学や旅行など、思い思いに休暇を楽しむのです。


2020年トーチ点火セレモニーの様子

イスラエル独立記念日の祝い方

イスラエルでは、独立記念日の数日前から、至る所でイスラエル国旗が掲げられようになります。公共スペースはもちろん、家の軒先や車など、イスラエル人が愛する青と白の国旗が街中に溢れます。



イスラエルの独立記念日には、イスラエルの至る所で独立記念日を祝うイベントが開催され、夜になると花火が空を彩ります。また人々は、プラスチックのハンマーやスノースプレー、ワイヤースプレーなどカラフルなおもちゃを用いてお祝いするのが一般的です。




またイスラエル国防軍は、年に一度の行事としていくつかの基地を一般開放し、人々は様々な武器や兵器を間近で見ることができます。独立58周年からは、ラトルンの地で、国防陸軍による装甲戦闘車パレードも行われるようになりました。


祝賀飛行部隊が、様々な街の上空で曲芸飛行を披露する飛行ショーも開催され、人気の独立記念日イベントの一つとなっています。




イスラエルの独立記念日に食べるもの

イスラエルの独立記念日には、多くのイスラエル人がピクニックにでかけ、バーベキューを楽しむのが一般的。そのためペサハ(過越祭)が終わると、すぐにピクニックグッズのセールが始まります。


バーベキューでは、グリルした肉と共にフムスなどのスプレッドをピタパンに挟んで食べます。



国を挙げて盛大に祝うイスラエルの建国記念日。機会があればぜひ実際にイスラエルでお祭りムードを味わってみてくださいね。