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AI

Base44、AIで既存ソフトウェアの開発を効率化 新サービス「Base Code」を発表

by ISRAERU 編集部 |2026年10月26日

イスラエル発のAIアプリ開発プラットフォーム「Base44」が、既存のソフトウェアをチームで効率よく改善できる新サービス「Base Code」の提供を開始しました。GitHubと連携し、プログラミングの専門知識がないメンバーも、チャットを通じて開発やテストに参加できるのが特徴です。


Base Codeを活用したAI開発支援の共同作業を行うプロダクトチームのイメージ

既存のソフトウェア開発にAIを活用

Base44は、AIを活用してアプリケーションを開発できるプラットフォームです。今回発表された「Base Code」は、すでにソフトウェアを開発・運用している企業やプロダクトチームを対象としています。


従来のBase44がゼロからアプリを開発する個人やチームを主な対象としていたのに対し、「Base Code」は既存のコードを活用しながら、継続的な改善を支援します。開発現場では、ウェブサイトの修正や機能追加といった小さな変更でも、エンジニアによる対応が必要になることがあります


その結果、開発者の負担が増え、ほかの業務が後回しになったり、改善のアイデアが実現するまでに時間がかかったりするケースも少なくありません。「Base Code」は、こうした課題の解消を目指しています。


Base Codeを活用したAI開発支援の共同作業を行うプロダクトチームのイメージ

AIが開発環境を自動構築、チャットで変更

利用を始める際は、ソースコードを管理するサービス「GitHub」のリポジトリを「Base Code」に接続します。AIエージェントがコードの構成を把握し、データベースやインフラ、サンプルデータの準備などを含む実行環境をクラウド上に構築します。複雑なコードベースにも対応し、変更内容を確認できるライブプレビューを利用可能にします。


環境が整った後は、チャットで自然言語による指示を入力し、コードの変更を進められます。変更結果はライブプレビューで確認でき、内容に問題がなければ、プルリクエストを通じて既存のコードに反映するための手続きに進めます。


プルリクエストとは、コードの変更案をチームに提示し、レビューや承認を経て取り込むための仕組みです。「Base Code」では、従来のレビューやリリースのプロセスを維持しながら、AIによる開発支援を導入できます。


エンジニア以外も開発に参加できる

「Base Code」の大きな特徴は、エンジニア以外のメンバーも開発に参加できることです。プロダクトマネージャーが機能の改善案を試したり、デザイナーが画面の変更を確認したり、品質管理(QA)や運用担当者が修正を検討したりと、職種を超えた共同作業が可能になります。


チームメンバーは、開発ツールのインストールや複雑な環境構築を行うことなく、ブラウザーやモバイル端末から共有ワークスペースにアクセスできます。同じライブプレビューを確認しながら作業できるため、アイデアの検証やチーム内の連携もスムーズになります。


企業での利用を想定したセキュリティ機能も備えています。管理者は接続先を承認済みのGitHub組織に制限でき、シークレット情報は暗号化して保存されます。変更のレビューやリリースに関する既存の手順も維持され、開発者が品質管理を担える設計です。


Base Codeを活用したAI開発支援の共同作業を行うプロダクトチームのイメージ

AIによる開発の民主化を目指す

Base44の最高製品責任者(CPO)、ヨアブ・ホルミング氏は、これまでAIコーディングツールは主にエンジニア向けであり、ほかのチームメンバーは小さな変更でもエンジニアに依存していたと説明しています。「Base Code」によって、エンジニアがレビューを主導しながら、プロダクトマネージャーやデザイナーなども既存のコードベースに変更を加えられる環境を実現するとしています。


また、Wix.com Japanの積田英明代表は、顧客や現場の声をサービス改善につなげる重要性を指摘。技術的なハードルを下げ、より多くの人が改善案を形にして検証できるようになるとの期待を示しました。


Wix.com Japan代表、積田英明氏
Wix.com Japan代表、積田英明氏

「Base Code」は、AIによる開発支援を新規アプリの制作だけでなく、すでに稼働しているソフトウェアの改善へと広げる取り組みです。開発のスピードを高める一方、生成されたコードの品質や安全性を確保するには、適切なレビューと管理が欠かせません。


本サービスはすべてのBase44ユーザーが利用可能。発表時点では一部機能が英語版のみで提供され、日本語を含むほかの言語には段階的に対応する予定です。