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TRAVEL

観光もグルメも盛りだくさん!オールドヤッフォ街歩きコース

by Ayano Sakamoto |2022年12月13日

テルアビブ中心地から地中海沿いを南下すると、古い佇まいが現在も残るオールドヤッフォ(旧市街)に辿り着きます。小高い丘にある旧市街は眺めが良く、半日で歩ける範囲にモスクや教会が点在しており、テルアビブから日帰りで行ける人気の観光スポットとなっています。


今回はヤッフォのシンボル的な存在のクロックタワーを起点に街歩きした様子をご紹介したいと思います。


ヤッフォのシンボル クロックタワー(時計塔)

午前中は歩き回って旧市街観光

クロックタワー近くのClock Square/Nahum Goldmanバス停で下車し街歩き開始!


まずは海方向へ坂を上がっていきます。オスマン朝時代に建てられた石造りのモスク“ジャーマ・アル・マフムディーヤ”とミナレット(イスラム教の宗教施設に付随するイスラム教徒に礼拝を呼びかけるための塔)の横を通り過ぎ、さらに海を目指して歩きます(モスクはムスリム以外は内部見学できない為、外観だけ楽しみます)。


海沿いに辿り着くと、右方向にはテルアビブのビル群、左方向の沖にはギリシャ神話に出てくるアンドロメダの岩が見えます。ジャーマ・アル・バフルモスク横の階段を登ったところで振り返ると、180度の絶景を見渡すことができます。


階段を登り切った先にはスペインバロック様式の聖ペトロ教会があり、内部見学も可能です。中休みがあるので、開館時間は訪問前にチェックしましょう。


石造りの美しいモスク・ジャーマ・アル・マフムディーヤ

オールドヤッフォから見えるテルアビブの街並み

階段を登りジャーマ・アル・バフル越しのアンドロメダの岩(一番右端の岩)
聖ペテロ教会、祭壇の壁画には聖ペテロが天から白い布が降りてくる様子を目撃する場面が描かれている

旧市街の中心部ケドゥミーム広場からAbrasha公園方向へ歩いていくと、スピリチュアルなゾーンに突入。願いの橋という木製の橋と信仰の門という石造りのオブジェがあります。


願いの橋は、「橋の手すりにある星座のサインに触れて海を見ながら願い事をすると願いが叶う」という言い伝えがあり、訪れる人々が自分の星座の前で足を止めてお祈りしていきます。


信仰の門は1975年頃にエルサレムの彫刻家によって、ガリラヤの石を使って造られた一見怖い図柄のオブジェ。それぞれの柱に意味があり、右側がヤコブの夢、左側がイサクの犠牲、上側がジェリコの陥落。三人の父親(アブラハム・イサク・ヤコブ)への土地の約束に関係する3つの出来事をモチーフにした彫刻になっています。


願いの橋の手前にある星座のモザイク、自分の星座の上に立ち記念撮影

願いの橋:橋の手すりの自分の星座のサインを触りながら海に向かって願い事をしよう

信仰の門

午後からはグルメと蚤の市で宝探し

午前中に観光を終え休憩タイム。海岸線沿いのレストランも素敵ですが私のお気に入りのお店はクロックタワー近くにあるシーフードレストラン『シャブタイ・ヤッフェ(Shabtai Hayafe)』です。


お勧めはヒメジの仲間バルブーニャのディープフライ! カリっと揚がっており頭から尾っぽまで丸ごと食べれます。メインを注文すれば無料で付いてくる前菜も、どれも美味しくて食べすぎちゃいますよ。



シャブタイ・ヤッフェ一押し料理バルブーニャの唐揚げ(中央の赤い小魚)

ランチ後のカロリー消費に蚤の市を散策!


宗教的な飾り物、陶器、洋服まで様々な中古品が大量に出品されています。今回は一目ぼれしたアルメニア陶器の壁掛け用の絵皿をセット40シュケル(1シュケル=約40円)で購入。こんな物まで売っていいの?? と思ってしまうガラクタもたくさんある中からお気に入りの一品を見つけるのは、宝探し気分を味わえて楽しい時間となりました。


蚤の市
左手前のアルメニア陶器の絵皿を購入

そろそろ日帰り旅も終わりに近づき、最後はスイーツで〆ることに。店頭で焼いている中東菓子クナフェが次々売れていて気になっていたYaffa Knafehで焼き立てクナフェをいただきました。中東スイーツは日本人には甘すぎる傾向がありますがここのは程よい甘さで熱々のクナフェに冷たいアイスクリームのハーモニーが最高に美味しくてまた食べたい一品となりました。


ヤッファ・クナフェ外観
焼き立てのクナフェ、バニラアイス乗せ

いかがでしたでしょうか? イスラエルに来られた際の観光ルートの参考になれば幸いです。


ヤッフォには中東感満載のストリートやアーティスト達のかわいいお店など見どころがたくさんあるのでまた違う目的で訪れてみたいです。