イスラエル国内にある国立公園と自然保護区の数はなんと296箇所!その中でも今回は、観光地としても人気の高い死海のほとりに位置する、エン・ゲディ自然保護区・ダビデの谷にトレッキングに行った時の様子を紹介したいと思います。
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スタート地点は動物ウォッチングゾーン
エントランスから入るとまずは舗装された平坦なコースを進みます。4月に訪れた際には緑があふれ、アイベックス(大きな角をもつ野生のヤギ)の親子や岩ダヌキに遭遇。小さなお子様連れの家族もスタート地点で動物ウォッチングを楽しめます。
ダビデの谷に流れる川でウェットトレッキング
岩の階段を抜けるとウェットトレイルの看板が見えてくるので、登山靴からサンダルに履き替えて水の中をザブザブ進みます。ヒンヤリした水が心地よいです。
葦のトンネルの中は真っ暗なので、足元を探りながら出口の光を目指してゆっくり前進。川と小さな滝・岩場を繰り返し乗り越えるので探検隊気分を味わえます。
空から降り注ぐマイナスイオンのシャワー!ダビデの滝
そしてダビデの谷コースのメインスポット“ダビデの滝”に到着。滝の水が流れ落ちる様子が岩を飛んでいくヤギの姿に似ていたことから、子ヤギの泉=エン・ゲディを名付けられたそうです。空から降り注ぐ滝のシャワーと左手には岩を伝って流れ落ちる滝も見ることができます。
マイナスイオンをしっかり浴びた後は、エン・ゲディの泉を目指して険しい岩山トレッキング。所々手すりの無い箇所があり、あまりの怖さに引き返したい気持ちに何度もなりましたが、登ってきた道を降りるのはもっと怖いと思い、死に物狂いで前進し無事エン・ゲディの泉に到着。最後は、なだらかなゴレンの丘を死海鑑賞しながらゆっくりと下山しました。
エン・ゲディ自然保護区・ダビデの谷トレッキングまとめ
大自然の中を歩いたダビデの谷コース。滝や泉に心を癒され、動物達にもたくさん出会えて大満足の3時間でした。エン・ゲディ自然保護区にはもう一つアルゴット谷のコースもあるので、秋になったらトレッキングの予定。今回うっかり見落としてしまった古代シナゴーグのモザイク画も忘れずに見に行きたいと思います。
死海浮遊の前後に、エン・ゲディ自然保護区やマサダ国立公園の小高い山の上から死海を一望するのもおススメです。