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TRAVEL

観光にもオススメ!知っておきたいイスラエルの都市|後編

by クニコ コーヘン |2020年07月23日

シャローム  hello こんにちは。イスラエル在住のクニコです。

歴史とハイテクが共存するイスラエル。前編ではエルサレム、ナザレ、テルアビブ、ヤフォを紹介しました。後編の今回は、ハイファ、死海、エイラットをご紹介します。


ハイファ


ハイファはイスラエルで三番目に大きい都市です。人口約30万人を有し、イスラエル北部の中心都市として栄えています。その起源は3000年以上前まで遡り、古代イスラエルと現イスラエルの間にペルシャ、ローマ、アラブ、トルコ、イギリスなど統治者も様々変わってきました。


ハイファはエルサレムやテルアビブに比べるとあまり大きくない都市なので、観光であれば半日~1日あれば十分だと思います。ここにはバハーイ教の聖地であるバハーイ庭園があります。


バハーイー教はイスラム教から派生した新教で,庭園は息を飲むほど美しくデザインされ庭園の最上からは、ハイファポートが一望できます。またユダヤ人とアラブ人が共存している様子を感じるには一番の町です。


死海


死海は、テルアビブ市内から車で約2時間程で到着します。



イスラエル屈指の観光名所で、海抜マイナス418mと地表で最も低い場所「死海」。死海はイスラエルとヨルダンにまたがっており、対岸にははっきりとヨルダンの大地を眺める事が出来ます。


死海は、東アフリカを分断する大地溝帯が、紅海からアカバ湾を通ってトルコ(アナトリア半島)に延びる断層のほぼ北端に位置していて、死海を含むヨルダン渓谷は、白亜紀以前にはまだ海であったと推定されています。濃い塩分濃度のため、湖水の比重が大きくなり、結果、浮力も大きいので「湖面に浮かんで本が読める」湖として知られています。


また死海の塩水はミネラルを多く含み肌に良いとされていて化粧品や石鹸などに使用され市販されていますのでお試しください。是非、湖面での浮遊体験をお楽しみください。



エイラット


エイラットは紅海の北・アカバ湾に臨むイスラエル最南端の港湾都市。人口は約5万人の都市です。東隣にヨルダン王国のエル・アカバ(El‐Aqaba)、西隣にはエジプトのタバがあり、互いに僅か数十kmしか離れていないこの3都市全てに空港が存在します。気候は、ネゲヴ砂漠に隣接しているため、暑く乾燥していて、夏は35℃を越え、冬でも25℃など、イスラエルの中でも特に暑い都市です。



また、エイラットはイスラエルの中で、唯一、紅海・アカバ湾に面している港町であるため、1979年にエジプトと和平条約を結ぶまで、インド洋方面への重要な通商路となっていました。1985年には、自由貿易地帯に指定されました。これがイスラエル有数のリゾート地、エイラットです。砂漠の丘をバックにさんご礁の碧い海が広がる光景は、まさに見事の一言です。



エイラットは免税都市で、イスラエル国内でのショッピングにかかる18%の消費税が免税となっているため、ショッピングも楽しみの一つです。多くのショッピングモールがありますが、中でもアイスパーク&モールは、なんと中にアイススケートリンクを併設している非常にユニークなモールです。海でひと泳ぎした後にアイススケートができるのは、エイラットならでは。イスラエルのオープンな発想が実感できます。


なお、エイラットへのアクセスは、テルアビブからバスで5時間もしくは飛行機で一時間。エイラットへの飛行機はベングリオン国際空港より発着しています。


いかがでしたか?イスラエルは小さい国ですが、山があり海があり砂漠があり、少し地域が変わるだけで全く違う表情を見せてくれるのです。まさに歴史とハイテクが共存する国です。

それでは、次回をお楽しみに!レヒトラオット see you