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必見!イスラエルで訪れるべき3つの教会

by ISRAERU 編集部 |2021年09月13日

聖書の舞台イスラエルには、数多くの教会が現存しており、世界中から多くの観光客、巡礼者が訪れます。今回 ISRAERUでは、長い歴史と見事な建築に満ちた、イスラエルで必見の教会をご紹介します。


万国民の教会

1924年に設立された万国民の教会(Church of All Nations)は、エルサレムの聖地にあるローマカトリック教会で、オリーブ山の麓にあります。イエス・キリストが十字架につけられる前の晩に祈った岩の上に建てられたこともあり、万国民の教会の場所はとても重要です。また、こうした背景から、万国民の教会は、一般に『苦悶の大聖堂( Basilica of Agony)』としても知られています。


『苦悶の大聖堂』としても知られる『万国民の教会』

また、そもそも『万国民の教会』と呼ばれる理由は、この教会を建設するために、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、イングランド、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、スペイン、アメリカ合衆国の12か国が建設費用を賄うために資金を寄付したことが由来。このため、12人の寄付者のシンボルが教会の屋根に描かれています。


寄付者のシンボルは、天井のドームで見ることができる

歴史的・宗教的な重要性だけでなく、建設の際に多くの国からの援助を受けた教会として、万国民の教会はイスラエルで必見なのです。


受胎告知教会

受胎告知教会(Basilica of the Annunciation)は、カトリックの伝承で聖母マリアの家であるとされている場所に設立された教会です。『受胎告知教会』という名前は、天使ガブリエルが聖母マリアの前に現れ、彼女が神の子イエスを妊娠して産むと伝えた、いわゆる受胎告知の場所として知られていることから付けられました。ナザレにあるこの教会は、街の最大の名所の1つです。



受胎告知教会は、中東で最大のキリスト教の礼拝所です。神聖であると考えられている教会は、多くのカトリック、聖公会(アングリカン・チャーチは、イングランド国教会の系統に属するキリスト教の教派で「アングリカン・チャーチ」とも呼ばれる)、および東方正教会(中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派の総称)のキリスト教徒の訪問者を魅了しています。


聖墳墓教会

聖墳墓教会

聖墳墓教会(Church of the Holy Sepulchre)は、キリスト教で最も神聖な場所の1つとして広く知られています。エルサレムにある聖墳墓教会は、イエスが十字架につけられたゴルゴタの丘に建てられました。


聖墳墓教会の内部は、重要な場所に応じてセクションが分けられています。入り口の階段を上った後に最初に見えるのは、イエス・キリストの磔(はりつけ)の場所であるゴルゴタです。これは教会の中でも、最も装飾されたエリアです。


聖墳墓教会内部のエリア『ゴルゴタ』

次の場所は、エディクラとして知られているイエス・キリストの遺体が安置されたという石墓を囲んで建てられた聖堂です。エディクラには、イエス・キリストの墓と、イエス・キリストの墓を封印した石の破片が保管されています。


イエスの石墓として知られる『エディクラ』

すべての宗教の訪問者は、壮大な建築と歴史をもつこの場所では、あらゆる宗教の訪問者を歓迎しています。


いかがでしたでしょうか?非常に多くの歴史と宗教的に重要な場所があるイスラエルには、特別な建築と神聖さを象徴する教会がたくさんあります。今回ご紹介した 3つの教会は必見で、一度訪れると忘れられない光景になること間違いなしです。