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#イスラエルに寄り添います

拉致から100日:脳腫瘍を患う母に残された時間

by ISRAERU 編集部 |2024年01月15日

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10月7日の朝。平和で愛に満ちたダンスフロアは、突如ミサイルとテロリストによる襲撃を受け殺戮現場と化しました。数千名のNovaフェスティバルの参加者は、ガザ地区に近いネゲブ砂漠の平原を逃げ惑い、車で追いかけてくるハマスの武装集団の恐ろしい追跡を逃れようとしましたが、参加者の一部は殺害され、一部はテロリストにより捕虜として捕らえられてしまいました。フェスティバル参加者360人を含む1200人が虐殺され、数百名が拉致された『暗黒の安息日』から1月14日で100日が経過しましたが、未だ136名の人質の安否は不明のままです。


フェスティバル会場から拉致されたノアさん

行方不明のままの26歳のノア・アルガマニさんは、Novaフェスティバル会場から誘拐される様が記録された動画の拡散によって、この惨劇を象徴するイスラエル人のひとりとなりました。動画には、テロリストの乗ったバイクで無理やり連れ去られるノアさんが、恐怖のあまり叫び声を上げながら、別のテロリストに両手を拘束されて連れ去られる恋人のアヴィナタンさんに手を伸ばす様子が映っています。この動画を見た時、ノアさんの父はショックのあまり意識を失ったと伝えられました。


ノアさんの誘拐が広く知られるきっかけとなった動画(最初の10秒)

そして、ノアさんの母リオラ・アルガマーニさんはステージ4の脳腫瘍を患っており、どれだけの時間が残されているのかわかりません。彼女は公開した動画や、バイデン大統領への嘆願書の中で「永遠の別れの前のたったひとつの望みは、たったひとりの子供である娘を抱きしめ、愛していると伝えることです。」と悲痛な思いを語っています。


ノアさんの母、リオラさんの嘆願メッセージ


リオラさんは中国生まれ。ネタニヤフ首相は、2023年末に行われた国会における人質解放に向けた取り組みに関する演説の中で、中国大使を通じて習近平国家主席に介入を要請したことを説明しています。


リオラさんとノアさん

イスラエルの人質の一刻も早い全員開放と、すべての兵士の無事の帰還を願います。