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FOOD

イスラエルにある餅専門店「モチクヴァ」とは?

by ISRAERU 編集部 |2020年11月30日

日本料理はイスラエルでも人気があり、国内には多くの日本料理レストランがにぎわっています。今回ご紹介する「モチクヴァ」は、なんと餅専門店。日本でも餅専門店はそう多く見かけない中、なぜイスラエルで餅専門店なのでしょうか。その全貌に迫ります。



「モチクヴァ」を営むのは、カリフォルニア出身のサラ・ホープさん。18歳の時にイスラエルへ移住した彼女は、テルアビブ大学在学中、多くの人が日本の文化や餅アイスに興味を持っていることに気付きました。それまでビジネス経験はありませんでしたが、多くの人が求めているのであれば自分がやるしかないという思いから、「モチクヴァ」をオープンすることを決意しました。


サラ・ホープさん

店名の「モチクヴァ」とは「餅」と「ティクバ」を組み合わせて作った造語で、「ティクバ」はヘブライ語で「希望」を意味し、サラさんの名前にも「HOPE(希望)」が含まれています。



「モチクヴァ」オープンに向け、サラさんはビデオや本を使って、独学で餅作りを学びました。そして新鮮な食材を使ったグルテンフリー&ビーガン対応の餅を生み出しました。豊富なフレーバーは定番のあんこをはじめ、コーヒーやアップルスパイス味など、めずらしい独自のフレーバーも揃っています。


その中でも「餅ドーナツ」は、イスラエルでハヌカの際に食べられるドーナツをアレンジし、日本とイスラエルの味を融合しています。



現在彼女はテルアビブの自宅でビジネスを運営していますが、「ノールマンホテル」のようなハイエンドなレストランでも食べることができます。


「在イスラエル日本大使館から依頼があり、大使に紅芋味とイチゴ大福を作った際に、大使からとても美味しかったとの嬉しい言葉を頂きました。今後は餅以外にも、和菓子やタピオカの店をオープンし、障害を持っている人たちと一緒に働くのが夢の一つです。」


公式ウェブサイト

https://www.mochikva.com/