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EVENT

イスラエルと日本の絆を深めた大阪・関西万博ナショナルデー

by Keiko |2025年05月26日

5月15日(木)、大阪・関西万博 イスラエルのナショナルデーには、イスラエルのギデオン・サール外務大臣を招いて公式セレモニーを開催。さらに、イスラエルの人気バンド「マラビ・トロピカル」がライヴパフォーマンスを行いました。

たくさんの観客が詰めかけたイスラエル ナショナルデーの公式セレモニー

両国の国旗で祝福された公式セレモニー

5月15日(木)は、1952年にイスラエルと日本が外交関係を樹立した日で、大阪・関西万博でもイスラエルのナショナルデーとなっています。会場となったEXPOナショナルデーホールでは、イスラエル代表団と日本代表団が入場する際には、招待客がイスラエルと日本の国旗を振り、大きな拍手が湧き上がりました。

入場する人たちを国旗を振って迎える観客
招待客の大歓迎を受けるイスラエル代表団

イスラエルと日本の国歌斉唱とともに国旗が掲揚され、はじめに日本の外務大臣政務官の松本尚氏が挨拶。豊かな文化、革新的なテクノロジー、スタートアップなど、イスラエルから学ぶことがたくさんあるということ。経済・文化・科学技術、イノベーションの分野で、これまで以上につながっていきたいという前向きなメッセージが述べられました。

壇上でスピーチする日本人男性
日本代表団、外務大臣政務官の松本尚氏

ギデオン・サール外務大臣のメッセージ

続いて登壇したイスラエルのギデオン・サール外務大臣は、「大阪・関西万博に参加できたことを光栄に思い、イスラエルという古代からの伝統をもつ国の歴史とテクノロジーで各分野に貢献していることを、世界中の友人たちと共有したい」と語りました。「永遠」をテーマに、2000年前の価値ある石と1700年前の陶器のランプが展示されているイスラエルパビリオン。古代からの伝統を受け継ぐイスラエルは、医療やサイバーセキュリティ、宇宙探査など、イノベーション分野で世界をリードし、スタートアップ先進国としても知られています。


「70年以上にわたり、イスラエルと日本は相互尊重、政治対話、経済協力、革新、共通の価値観に基づく絆を築いてきました。文化交流やビジネス連携から、科学技術の成果に至るまで、この長年の友情は今も未来を形作っています。今後も、両国の絆がますます固く結ばれていくことを願っています」。外務大臣の力強いスピーチは、会場を埋め尽くしたゲストの心に大きく響きました。

壇上でスピーチするイスラエルの外務大臣
イスラエルのギデオン・サール外務大臣

祝祭感あふれるマラビ・トロピカルのライヴ

公式セレモニーに続いて、ドバイ万博で成功を収めたマラビ・トロピカルが登場し、「イスラエル音楽の革新への旅」をテーマにライヴパフォーマンスを行いました。イスラエルの魂、オリエンタルとラテンのリズムが融合した祝祭感あふれる多文化ミュージックは、トロピカルサウンドからトランスまで多彩な演奏でゲストを魅了。日本語を織り込んだ新曲をはじめ、さまざまな国の文化を超える熱気あふれるライヴは、イスラエルと日本の架け橋にふさわしいパフォーマンスとなりました。

ステージで演奏する5人組バンド
イスラエルの魂を奏でる「マラビ・トロピカル」

2回目と3回目のライヴは、大阪・関西万博を訪れた来場者が自由に観覧できるステージ。会場は熱気に満ちあふれ、トロピカルサウンドにのって誰もがハッピーな気分に。その様子は、イスラエルのナショナルデーを祝福するかのようでした。

ウクレレを奏でる男性ミュージシャン
スペイン語、ヘブライ語、英語で歌う

第二次世界大戦中、リトアニア・カウナス日本領事館の杉原千畝領事代理が発給した「命のビザ」。2011年、東日本大震災後に、いち早く東北に援助隊を派遣したイスラエル。イスラエルと日本は、必要なときに手を差し伸べ、支え合い、友情を育んできた歴史があります。そして、外交関係を樹立して73年を経たこの記念すべき日に、大阪・関西万博という特別な場でイスラエルと日本が相互理解を深めたナショナルデー。未来へ向けて、両国の絆がいっそう固く結ばれました。


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