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コロナウイルスロックダウン中に書かれた物語が、短編アートフィルムへ
世界中に新型コロナウイルス感染が拡大し、今なお人々の生活に大きく影響を与えています。イスラエルでは早い時期からロックダウンを実施、自由に外出できない日々が続きました。そんなロックダウン中に執筆されたのが、今回発表されたアートフィルムの原作となる短編小説「OUTSIDE」です。イスラエルの作家エトガル・ケレット氏によって書かれたこの小説は、自粛解除後の喪失感、浮遊感、不安な空気感を凝縮したストーリーで、「The New York Times」紙で発表されました。日本では、朝日新聞に掲載されています。
イスラエル、日本それぞれで活躍するアーティストたちの「夢の顔合わせ」が実現
今回イスラエルと日本の国際共同制作品として発表されたアートフィルム「OUTSIDE」は、両国のスタッフがオンラインで繋いで撮影を実施。イスラエルからは、舞台業界で確固たるキャリアを築き、本作の監督を務めた振付家のインバル・ピント氏と作家のエトガル・ケレット氏、そして日本からは、イスラエルでの滞在経験も持つ俳優・ダンサーの森山未來氏と作曲家の阿部海太郎氏という、夢の顔合わせが実現しました。同作品はインバル・ピント氏にとって初の映画作品です。
アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアの巨大スクリーンでも上映予定
イスラエルのアーティストを日本に紹介し、両国のコラボレーションを促進してきた在京イスラエル大使館の活動の一環として発案された「OUTSIDE」プロジェクト。
今後は両国で関連イベントが検討され、アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアの巨大スクリーンなどでも上映が予定されています。
イスラエルと日本の豪華アーティストが集結した「OUTSIDE」、ぜひご覧ください!
原作/監督:エトガル・ケレット 『OUTSIDE』(和訳版『外』)
振付/監督:インバル・ピント
ナレーター/俳優/ダンサー:森⼭未來
ダンサー:モラン・ミラー
⾳楽:阿部海太郎
翻訳:秋元孝⽂
主催:イスラエル⼤使館
後援:河出書房新社
協⼒:彩の国さいたま芸術劇場
会場協⼒:株式会社ワコールアートセンター
協賛:Factory 54
In collaboration with: Mishkenot Sha’ananim, Dalia Prashker, ZAZ10TS, Herzliya Museum, Israeli Opera