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CULTURE

世界で活躍するイスラエル人女性アスリートたち

by ISRAERU 編集部 |2021年03月31日


これまでISRAERUでは、イスラエル柔道女子ナショナルチームを指導する日本人柔道家の田中美衣コーチやイスラエルリーグのバレーボールチームでプレーする日本人選手の野瀬将平選手、元水泳オリンピック選手のYoav Bruck氏などのインタビューをお届けしてきましたが、イスラエルには世界で活躍するアスリートが他にもたくさんいます。

そこで今回は国際女性デーの月を祝し、世界で活躍するイスラエル人アスリートの中でも、特に女性アスリートに焦点を当ててご紹介します。


ヤーデン・ジェルビ(柔道)

ヤーデン・ジェルビはイスラエルの元柔道家であり、リオオリンピック(2016)で銅メダル、世界選手権優勝(2013)、世界選手権第二位(2014)、欧州選手権第二位(2012)、欧州選手権第三位(2013、2015)、そしてイスラエル選手権では8回の優勝経験を持つアスリートです。


ヤーデン・ジェルビ
Photo by Or Danon

柔道世界選手権でイスラエル人として初めて金メダルを獲得した彼女は、現役時代に計33個のメダルを獲得し、イスラエルで最もメダルを獲得した柔道家としても知られています。2013年には世界ランキング1位に輝き、長期にわたりその座を譲りませんでした。そして同年、世界柔道協会(IJF)よりベスト柔道家として選ばれています。


シャハー・ピア―(テニス)

シャハー・ピアーはイスラエルの元テニスプレーヤーであり、イスラエルのテニス史上最も成功を収めた女性プレーヤーです。


ピーク時には世界ランキング11位となり、これはイスラエルの男女テニスプレーヤーの中でも最高ランキングです。イスラエルで唯一グランドスラムトーナメントの全豪オープンシングルス(2007)、全米オープンシングルス(2007)に出場し、2008年の全豪オープンではベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手とダブルスを組み、イスラエル人で唯一決勝まで進みました。


シャハー・ピアー

2001年~2012年の間にイスラエル女子選手権で8回優勝するほか、2002年~2016年まで世界で最高成績を収めた8つの女子チームが所属するイスラエルフェドカップチームの一員としてプレーしました。


リノイ・アシュラム(新体操)

リノイ・アシュラムはイスラエルの新体操選手で、世界選手権で(2018)銀メダル、ヨーロッパ選手権(2020)で金メダルを獲得しました。これまで彼女は世界選手権で11個のメダルを獲得しており、6個は銀メダル、5個は銅メダルです。またヨーロッパ選手権では3個のメダルを獲得しており、そのうち1個は金メダル、2個は銅メダルを獲得しています。これまで獲得したメダルの総数は47個で、世界でも高く評価されている新体操選手です。また世界選手権でメダルを獲得した初めてのイスラエル人でもあります。


リノイ・アシュラム
Photo by Idan Rubins

リー・コーシズ(ウィンドサーフィン)

リー・コーシズは、国際的なサーフィン大会で卓越した功績を誇るイスラエルのウィンドサーファーです。2003年スペインで開催された世界選手権では、初の世界タイトルを史上最年少で獲得、これまで世界ウィンドサーフィン大会で4度優勝しています。2005年に大怪我を負い、一時は選手生命も危ぶまれましたが、2010年に復帰。ロンドンオリンピック(2012)では6位でフィニッシュしました。


リー・コーシズ

ケレン・ジーブナー(水泳)

ケレン・ジーブナーはイスラエルの水泳選手で、200mバタフライと200m背泳ぎのイスラエルチャンピオンです。2015年には、200mバタフライでイスラエル国内新記録を樹立しました。リオオリンピック(2016)、世界選手権(2017)および欧州選手権で3回イスラエル代表として出場しています。


ケレン・ジーブナー
Photo credit: Courtesy

今回は世界で活躍するイスラエル人女性アスリートを5名紹介しましたが、イスラエルには元サッカー選手のヨッシ・ベナユン選手や柔道のサギ・ムキ選手など、世界で活躍アスリートがたくさんいます。彼らの活躍をぜひ注目してみてくださいね。