生理学的および心理学的データをパーソナライズされた栄養に変える
先日ISRAERUウェブマガジンでも紹介した、データ駆動型の栄養によってストレスを制御するソリューションを提供するイスラエルのフードテックスタートアップ「myAir」。同社とGarmin Wearablesの調査によると、myAirのソリューションを使用した被験者のストレスが73%軽減され、睡眠の質が84%改善されたことが発表されました。
myAirでは、生理学的および心理学的に基づいた特許取得済みのアルゴリズムを開発。ストレスに合わせてパーソナライズされた植物由来の栄養素を開発しており、テルアビブ大学ベンチャー、iAngels、Entree Capitalから既に200万ドルの出資を受けています。
ガーミンのウェアラブル端末より取得した生理学データを利用し栄養素をパーソナライズ
myAirでは、ガーミンのウェアラブル端末に搭載されたストレス追跡機能を利用し、さらに心理データを追加することで、それぞれのストレスに合った栄養素を含む、ビーガン、コーシャ、グルテンフリーの栄養バーを作成します。テクニオン – イスラエル工科大学Gil Lewitus教授主導の下、myAirが実施したオープン試験では、参加者はパーソナライズされた栄養バーを毎日一定量摂取し、睡眠時間、睡眠の質、ストレスレベルをGarmin vívosmart®で計測。その結果、ストレスレベルが73%軽減、睡眠の質が84%改善した他、参加者の54%の睡眠時間が増加、64%が深い睡眠時間が増加する結果となりました。
ストレス管理のためにパーソナライズされた栄養という新しい概念をマーケットに持ち込んだmyAirでは、今後も製薬、食品、テクノロジー界の経験豊富なチームとともに継続的にモニターを行い、常に進化するデータに基づき、長期的な健康づくりに貢献し続けるとのことです。
myAir 公式ウェブサイト