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TRAVEL

聖地巡礼に外せないイエス・キリストが育った町ナザレとは

by ISRAERU 編集部 |2021年08月23日


イスラエルには、エルサレム、ガリラヤ湖など、宗教的に重要な地域がたくさんあります。これらの場所にはそれぞれ深い歴史があり、観光地としても人気が高く、訪れるべき場所がたくさんあります。今回、ISRAERUでは、新約聖書に登場するイエス・キリストの少年時代の故郷であり、イスラエル北部地区最大の都市であるナザレに注目します。


宗教的な意義

ナザレは2000年以上の歴史を持つ都市で、人口は約8万人。世界的には、新約聖書に登場するイエスの・キリストの少年時代の家として、またキリスト教巡礼の中心地として知られています。そのため、ナザレには多くの教会が存在します。ナザレで最もよく知られている教会をご紹介します。


受胎告知教会

受胎告知教会(Basilica of the Annunciation)は、カトリックの伝統である聖母マリアの家があった場所に建てられた教会です。この教会が「受胎告知教会」と呼ばれるのは、天使ガブリエルが聖母マリアに現れ、神の子イエスを身ごもることを告げた場所として知られているからです。この出来事は「受胎告知」と呼ばれています。


長い歴史の中で、教会は何度も改築やリニューアルを繰り返してきました。下の写真は、1969年に完成した現在の教会です。



受胎告知教会は、中東で最大のキリスト教礼拝堂です。神聖な教会として、カトリック、英国国教会、東方正教会の信者が多く訪れています。


現代のナザレ

非常に豊かな歴史と現代の文化を維持している都市ナザレは、ガリラヤ下流域の中央に位置しています。ガリラヤ湖に近接しており、観光客にとって観光しやすい場所でもあります。


ガリラヤ海

冒険と発見に満ちた街ナザレには、興味深い路地や通りがたくさんあり、ここでしかない体験ができるでしょう。教会以外にも、賑やかな通りに沿って多くの家にカラフルで鮮やかなタイルが貼られており、ユニークで素晴らしい建築物を見ることができます。



賑やかな街の中で、ナザレが誇るのは地元の市場です。布地やスパイス、お土産、美術品など幅広い商品が並んでいます。主にアラブ系の都市であるため、アラブの伝統的な食べ物があちこちにあり、ナザレはイスラエルで最も美味しいフムスが食べられる街としても知られています。



ナザレの街は、宗教的にも歴史的にも重要で、活気に満ちた街並みがあります。近くには多くの自然の名所があり、世界中の観光客にとって魅力的な街です。ナザレは観光スポットとして外せない場所で、独特の雰囲気を持っています。