海外旅行で心配なのが「言葉の壁」。
実はイスラエル人では多くの人が英語を話せるので、観光は英語だけでも問題ありません。
それでも、せっかくなら現地の言葉「ヘブライ語(Ivrit)」で挨拶してみませんか?簡単な一言でも、笑顔で返してくれるイスラエル人が多く、旅がぐっと楽しくなります。この記事では、観光・食事・買い物など、旅行シーン別に使えるヘブライ語フレーズを紹介します。

目次
イスラエルの公用語はヘブライ語
イスラエルの公用語は【ヘブライ語】です。あまり聞きなれない言語ですが、それもそのはず、ヘブライ語は世界中でイスラエルでのみ話されている言葉なんです。
実はヘブライ語は紀元前2000年から使われており、旧聖書もヘブライ語で書かれました。なので現在でもユダヤ教徒にとっては神聖な言葉とされています。
今回は、旅行で使えるヘブライ語のフレーズや現地の人にウケること間違いなしの鉄板フレーズを紹介します。
挨拶で使えるヘブライ語フレーズ
①トダ・ラバー(ありがとう)
おそらく一番使うであろう「トダ・ラバー」。
「トダ」だけで返事をすると、少しカジュアルなニュアンスになります。
②スリハー(すいません/ごめんなさい)
店員を呼ぶ際に使える「スリハ―(すいません)」。ウェイターを呼ぶときには軽く手を挙げ「スリハ―」と声をかけてみてください。人に声をかける時も「スリハ―」と言ってみてください。喜んで答えてくれるでしょう。
③シャローム(こんにちは)
誰かに会ううときにぜひ使いたいフレーズです。シャロームは時間帯を問わず使えます。
こんにちはという意味で使いますが「平和」という意味も持っています。大阪・関西万博で話題になったイスラエル大使館のマスコットキャラクター「シャロウムちゃん」は、このシャロームと日本語のオウムから名付けられました。もう覚えましたね!
ちなみに「さようなら」という意味でも使えます。

食事シーンで使えるフレーズ
④タイーム(おいしい)
何かを食べた後に店員に言うと喜んでもらえること間違いなし。親指をたて、グッドとジェスチャーをしながら言うとさらに伝わりやすいでしょう。
⑤レハイム(乾杯)
イスラエルワインや現地ビールで「レハイム」なんてどうしょうか。直訳すると「人生に」という意味です。人生に乾杯なんてロマンチックですね。

買い物・観光で役立つフレーズ
⑥ベバカシャ(~をください/~をおねがい)
英語でいう「プリーズ」と同じ意味です。 注文したい物のあとにつけると「〇〇をください」という意味になります。例えば、「コーラをお願いします/コーラください」は「コーラ、ベバカシャ」と頼めば完璧です。
⑦ケン/ロー(はい/いいえ)
「ケン」は「はい」、「ロー」は「いいえ」です。はいといいえのジェスチャーは日本と同じで縦に首を振るとケン(はい)、横に振るとロー(いいえ)で伝わります。
⑧カマゼ?(いくらですか?)
値段を聞きたいものを指し「カマゼ?(これ、いくらですか?)」と聞いてください。「スリハ(すみません)」と合わせて言うとより自然に聞こえます。

親しくなれるスラング
⑨サバーバ(大丈夫/OK)
イスラエルで一番使われるスラングと言っても過言ではない「サバーバ」。これさえ使いこなせれば誰とでも仲良くなれるはずです。サバーバは「大丈夫」「いいよ」「オッケー」「分かった」など、幅広い意味を持ちます。「How Are you? (元気?)」と聞かれたら自信たっぷり「サバーバ(大丈夫だよー)」と答えてみましょう。
その他、了解や承認の意味を持つのでレストランなどで注文の確認をされるた後に「サバーバ(オッケーです・大丈夫ですよ)」と返すとスムースです。
⑩イイエ・ベセデー(なんとかなる!)
「イイエ・ベセデル(なんとかなる!)」はイスラエル人の口癖!
タクシーの運転手が道に間違えたら冗談で「イイエ・ベセデル」と声をかけてみてはいかがですか。

イスラエル人は気さくでフレンドリーな人が多いので、旅行などで勇気を出してヘブライ語のフレーズを使ってみましょう。今回紹介したフレーズを使ってみると思わぬ交流が生まれるかもしれません。
※記事は2020年10月20日に公開した記事を再編集しています


