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TRAVEL

ドゥルーズ族の村、エイン・エル・アサドでヴィラ1棟貸し切りステイ

by Ayano Sakamoto |2022年02月07日

イスラエルにはドゥルーズ族(ドゥルーズ派)という、アラビア語を話すイスラム教シーア派の一派が存在します。アッラーでなくカリフ・ハーキムを神と仰ぎ、コーランを否定しているため、イスラム教とは別宗教とみなされています。そして迫害に遭い、流浪の民となり逃れてきた人々の集落が、イスラエル北部のガリラヤ地方やゴラン高原に点在しているのです。今回は、その中の一つエイン・エル・アサド(Ein al-Asad)村にあるヴィラで、年越しステイした様子を紹介したいと思います。



1棟貸しヴィラ「Mizpe Shnei Hayamim」

年越しキャンプが雨で中止になり、6家族で宿泊できる場所を探していたところ、見つけたのがエイン・エル・アサド村にあるヴィラ「Mizpe Shnei Hayamim」でした。7ベットルーム・バーベキュー設備・温水プール付きで、1棟丸々貸し切れるということで予約。イスラエル北部メロン山麓にあるエイン・エル・アサド村までは、テルアビブから車で約1時間40分です。ヴィラ前の大木にはドゥルーズ派の旗が掲げてあり、民族衣装を着ている住民の姿も見え、異国感あふれる村でした。



子供も大人も楽しめる設備満載

到着時にオーナーさんから「温水プールのボイラーを朝から入れておいたからいつでも使用可能だよ」と言われ、子供達は保護者の監視員付きでプールで水遊び。男性陣はビリヤードを興じ、夕食後には卓球大会や大きなダイニングテーブル上でカードゲームやアプリを使ったゲームを日を跨ぐまで楽しむことができ大満足。年越しの瞬間には、ガリラヤ湖方向やヴィラ横で花火が打ち上がり賑やかな年明けとなりました。



バーベキューを2度も楽しみ、元日にはお雑煮も!

宿探しの時に必須項目にしていたのがバーベキュー設備。大みそかの夕食と元日の昼食の2回使用しました。持ち寄りの食材を次々焼いて、イスラエルと日本の味を堪能。
四つ口コンロの大きなキッチンもあり、女性陣で大晦日の夜食に年越しそば、元日の朝にお雑煮を作り、異国で迎える年越しを日本式で行うことができました。



宿情報

Mizpe Shnei Hayamim

https://www.hayokra.co.il/en/villa/mizpe-shnei-hayamim


ヴィラからの景色、晴天時はガリラヤ湖まで見える
ヴィラからの景色、晴天時はガリラヤ湖まで見える

<まとめ>

大自然が魅力のイスラエルですが、11月~2月は雨期で外出の予定は直前で変更を余儀なくされることもあります。今回は複数家族で楽しめて、部屋数も多く、家族毎のプライベート空間も確保できるヴィラを紹介させていただきました。雨期の週末の過ごし方のひとつとして、参考にしていただけると幸いです。