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TRAVEL

イスラエルでフルーツ狩り!ゴラン高原でチェリーピッキング

by Ayano Sakamoto |2022年09月01日

イスラエル、レバノン、ヨルダン、シリアの国境に接するゴラン高原。水源が豊富で肥沃な土地であることから、柑橘類やワインの生産など農業が盛んな場所です。そのためゴラン高原北部には、初夏にチェリーピッキングが楽しめる農場が何軒かあります。今回はその中の一軒「Cherry Farm」で、チェリーとベリーピッキングした様子を紹介します。


6-7月はブラックチェリー(アメリカンチェリー)が最盛期(2022/7/9撮影)
6-7月はブラックチェリー(アメリカンチェリー)が最盛期(2022/7/9撮影)

チェリーとベリーピッキング両方とも楽しめるCherryFarm

テルアビブから約2時間半ほど車を北東に走らせ、ゴラン原北部に差し掛かるとチェリーピッキングの看板や旗が目につくようになります。今回訪問したCherryFarmは、モシャブ・オデム(Moshav Odem)※内にあるため、村のゲートをくぐり駐車場に辿り着きました。


農場があるのは駐車場の裏。入口で入場料を支払った後、入り口付近の農園ではブラックベリーとパキスタンベリー(桑の実)、シャトルバスに乗って山側の農園にチェリーがあるとのことで早速ピッキング開始です。


※モシャブ(Moshav)とは、個人所有を認めながら農作業や販売を協同組合方式で行う農村のこと


チェリーをくわえた馬が目印のCherryFarm駐車場、駐車場裏手に農園がある
チェリーを咥えた馬が目印のCherryFarm駐車場。駐車場裏手に農園がある

農場を訪れたのは7月初。この時期に旬を迎えるブラックチェリーがたわわに実っており、一瞬で籠がいっぱいになりました。飲食スペース脇に水道が用意されており、採れたてのチェリーをその場でお腹いっぱい食べることができるのも嬉しいポイント。季節によって収穫できる品種が異なり、日本の品種に似たイエローチェリーは6月中に楽しむことができます。


今回、日本では食べたことのなかったパキスタンベリー(桑の実)を初めて食べてみたのですが、甘酸っぱくどこか懐かしさを感じる不思議な味でした。

チェリーピッキングの価格や持ち帰りの価格は季節によって変動するので、事前にホームページで確認ください。

Cherry Farm http://cherry-farm.co.il/CHERRY-FARM/


摘んだばかりのチェリーを洗って食べ放題
摘んだばかりのチェリーを洗って食べ放題
初めて食べた桑の実、他にはブラックベリーもいただきました
初めて食べた桑の実、他にはブラックベリーもいただきました

ゴラン高原を一望できるカフェCoffee Anan

チェリーピッキング後は、ゴラン高原北東部のベンタル山にあるマウント・ベンタル自然保護区(Mt.Bental Nature Reserve)内のカフェでランチ休憩。ここは標高1165mの場所にあり、ゴラン高原とヘルモン山の素晴らしい景色を見ながら、お茶を楽しむことができます。


カフェのおすすめメニューは、焼き立てのマルゲリータ。パリッと焼かれた極薄生地にとろーり伸びるチーズと、シンプルながらとても美味しく、夫婦で取り合いながらいただきました。


カフェの建っている場所より奥に進むと、現在は使われていないイスラエル国防軍の要塞があります。古い掩体壕や塹壕を一般に公開しており、迷路のような塹壕を歩いて見て回ることができます。

COFFEE ANAN https://tourgolan.org.il/listing/coffee_anan/


古い塹壕と奥に見える小屋がカフェCoffee Anan
古い塹壕と奥に見える小屋がカフェCoffee Anan

ここからはダマスカスまで65km
ここからはダマスカスまで65km

Coffee Annan名物マルゲリータ
Coffee Annan名物マルゲリータ

農業大国イスラエルでは、他にもイチゴ狩りやラズベリー狩りなど、フルーツ狩りを楽しめる場所がいくつもあります。イスラエルのフルーツは味が濃くて美味しいと言われているので、ぜひイスラエルを訪れた際はフルーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。フルーツ狩りでは採りたてのフルーツがお腹いっぱい食べられるので、ぜひ旅の途中やドライブついでに体験してみてください。