重税を課して、豪遊しているハマス幹部
日本国内のニュースにおける、ハマスについての解説で、「イスラエルに包囲されているガザの窮状があり、やむにやまれぬ抵抗をしているのだ。」という類の話がしばしば出てきます。
しかし、ガザに住む人々の苦しみは、ひとえに、とんでもない悪い指導者を抱いてしまったゆえの苦しみです。ガザ市民は重税が課せられ、それが指導部に吸い取られています。
ハマスは年間約7億ドルの収益を誇っており、世界でも最も裕福なテロ組織として第三位という記事が出ています。(フォーブス・イスラエル2021年5月)イランからの資金供与が最も多いのですが、ガザに入り込んでくる様々な品目に、多額の税金と課徴金、また車両等にはライセンス料を貸しています。また、主要な輸送路を通過する全てのトラックにも税金が欠けられ、不動産物件には17%の徴税です。そして、カタールからの援助金は年間3億円ですが、それをシェケルに換金する会社からも税金を課しています。
またハマスは、不動産、保険、銀行、カフェ、レストラン、ホテルなど、数百のビジネスを展開してもいます。ガザには豪華なショッピングモールがあり、豪邸もあります。前の指導者は、資産が20~50億ドルあったとされ、今の指導者イスマイル・ハニヤは、400万ドルあるとされています。
ハマスの創始者の息子二人は、すでに亡命
ハマスの創設者の一人であるハサン・ユースフの息子のうち二人は、それぞれがハマスから出て行きました。「ハマスの息子」の著者でもある、モサブ氏は、ハマスの仲間の間におけるいじめなど、嫌気がさして、シンベト(イスラエル版FBI)に協力し、キリスト教徒となり、アメリカに亡命しています。
もう一人、Suheib氏は、トルコに赴任していた時に、ハマス幹部たちが高給を得て、高級ホテルやタワーマンションに住み、子どもたちは私立学校で学び、一人200ドルもするコース料理をレストランで食べる生活をしているのを見て、心底嫌になって、亡命しています。
それに比べて、ガザでは失業率は50%を超えていて、月に100ドルで生活している人も少なくないのですから、どれほど贅沢しているかお分かりになるのではないでしょうか?(参照記事)
民と共にいない指導者
今、イスラエル軍の反撃によって、ガザの建物が破壊されています。では、指導者たちは今、どこにいるかご存知でしょうか?カタールです。
次の2つの動画のうち、最初の動画はハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤらが、カタールのドーハにある事務所からハマスに攻撃司令を出し、アルジャジーラのTVを見ながらその作戦の成功を喜び感謝する姿。2つ目は、イスラエル領内へ侵入したハマスのテロリストです。
下の動画では、過去のガザからのロケット攻撃に対処するべく、イスラエル軍が空爆した時、町にいる年配の女性が叫んでいます。イスラエル軍を非難するのではなく、「おい、一体、ハマスはどこにいるんだ!」と泣き叫んでいたのです。つまり、自分たちが苦しんでいる時に、何もしてくれない!と訴えているのです。
Brave Palestinian woman risks her life speaking out against Hamas in the streets of Gaza.
— Oli London (@OliLondonTV) November 3, 2023
“The son of a Hamas leader, who is only 20, has a car, a jeep, a home and he’s married. He has everything he wants.
And our children have literally nothing.” pic.twitter.com/bAu6sy2Gg3
ハマスは、ガザ市民がどんなに苦しもうが、全く意に介しません。彼らにとって、「テロリズムはビジネス」なのです。テロをすればするほど、自分たちの裕福な生活が保障され、金ががっぽがっぽ、もうかります。
ハマスに利用される日本の援助
彼らのプロパガンダで、「かわいそうなパレスチナ人」という宣伝に乗せられて、国々が、国連などを通して莫大な援助をしてきましたが、多くが末端の市民には行き届かず、その多くがテロリストの私腹をこやし、また、さらなるテロを実行するための資金に利用されるのです。日本も、パレスチナへの最大の援助国の一つですが、ハマスに利用されています。
かつて、ハマスが凧に火炎瓶を付けて、イスラエルの畑を放火するテロを行いましたが、その凧は、東日本大震災からの復興を祈念してガザの地で凧あげをするという企画で作った凧です。(記事)今回も、日本の支援が利用されている悲しい証拠が出てきました。以下のX(旧Twitter)へのリンクは、ハマスが投稿したガザ地区に連れ去られたイスラエル人の写真ですが、砂袋には「日本国民からパレスチナ難民へ」と書かれています。
今回の件で、EUが国連のパレスチナ難民機関を通してのパレスチナ支援を見直しています。ハマスに利用されているのを知っているからです。(記事)
最後に、こんな腐敗しきったハマスを、マスコミの報道で、美辞麗句で飾り立てている解説者たちの罪も重いと思います。