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イスラエルでは半年以上も半袖で過ごす?
4月から10月初頭まで、海に入れるイスラエルの都市テルアビブでは、半袖で過ごせる期間が実に半年以上あります。
そんな暑い国イスラエルでは、一年中Tシャツを着用すると言っても過言ではありません。
今回ご紹介するTmarketは、テルアビブで年に数回開催される老舗ポップアップイベントのうちの1つ。16年前に、当時DJをしてたヤロン(Yaron・Danch)が、女友達のTシャツデザイナーが二人で服を売る場所が無いと話してるのを聞いて、デザイナーを数人集めて週末にイベントを開催したのが始まりでした。
「Tmarket」はテルアビブのストリートカルチャーにフィットした人気イベント
日本の10分の1程度にも満たない人口数のイスラエルでは、店舗持たない小さなブランドが数多く存在し、オンラインやポップアップショップのみでビジネス展開をしています。特にポップアップショップでは、実際に商品を見て、触って購入することができるので、安心して商品を購入することが出来ます。
夏が長いイスラエルで、TmarketのようなTシャツをメインとしたポップアップイベントは、テルアビビアン(テルアビブの人々)のストリートカルチャーにフィットしており、長年愛され続けています。
Tmarketの客層の多くは10代から20代。その時の流行がよく反映されたアパレルやジュエリーが多く出店していますが、やはり来場者のお目当てはTシャツです。
イベントでは多くのTシャツやジュエリーが販売。懐かしさを感じるアイテムも。
最近若い世代のインスタで、巻きタバコでも電子タバコでもない、従来の箱タバコをくわえたインスタ画像をよく見かけるのですが、タバコ用ケースのデザイナーも出店していました。こんなところでも、90年代の懐かしい感じが垣間見れます。
オーナーのヤロンお勧めのデザイナーは、こちらの「Shtrak.design」。
生地に直接手書きでドローイングする方法で、オリジナルの商品を制作しています。
デザイナーのインスタもテルアビブ感が出てて仲々乙な感じです。
今回イベントのフライヤーデザインを手掛けた「Pupik」もTシャツを販売しています。Pupikがイベントのフライヤーデザインを手掛けるのは、これで三回目です。
かわいい中にエログロテイストを散りばめた、サブカル感丸出しのデザインは、日本で言うなら高円寺、下北系ですね。
Pupikはテルアビブのクラブ壁画等も手掛けています。手書き感が少し残る独自のイラストは、どう見ても日本贔屓です。ちなみにヘブライ語で「Pupik(プーピック)」は日本語で「おへそ」を意味します。
もう一つヤロンのお勧めがamgosha。イスラエルの公用語であるヘブライ語を刺繍した、ストリート系の商品が主流です。
ちなみにテルアビブでは、少し長めのソックスを合わせるスタイルが定番化。ということで靴下専門店もちらほら見かけました。
星の数ほどジュエリーデザイナーが存在するイスラエルでは、どのポップアップイベントでも少なくても3、4店はジュエリーショップが出店しています。
イスラエルのストリートカルチャートレンドを知るにはポップアップがおすすめ
ポップアップはイスラエルのストリートカルチャートレンドを見るには、もってこいの場所です。
Tmarketは年に3、4回開催されているので、イベント開催時にイスラエルを訪れた際には、記念にイスラエルカルチャー感満載のTシャツを探しに行くのもいいかもしれません。
今回はコロナウイルス影響もあり、従来の3分の1程度のお店が出店していましたが、それでも多くの人が集まるのは、やはり安定感のあるイベントだからでしょう。
Tmarketでは、どこかの文化祭に間違えて行ってしまったような、ざわざわした懐かしさが感じられます。実際オーナーのヤロンも、子どもがそのまま大人になったようなタイプなので、その人柄が表れているのかもしれませんね。
他にもイスラエル人のミディアムブランドデザイナーのみを集めたポップアップや、飲食店からペインターを集めたポップアップ、ロハス系ポップアップなど、様々なポップアップがテルアビブでは開催されているので、機会があれば足を運んでみるのもお勧めです。
Tmarket
https://www.instagram.com/tmarket/
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