
「お気に入りのイスラエルのブランドは何ですか?」の問いに真っ先に思い浮かべるのは、ジュエリーブランドのShlomitOfir(シュロミットオフィール)です。虹や植物などイスラエルらしいモチーフを上手に取り入れつつも、奇抜にならないようにちゃんと上品さを保っているデザインが人気。14Kの高級シリーズもありますが、それ以外は120NIS前後(だいたい3,600円くらい)で購入できるので、お値段も良心的なジュエリーです。
イスラエル発のジュエリーブランドShlomitOfir(シュロミットオフィール)
シャローム(ヘブライ語で「こんにちは」)、宏美です。
今日は、イスラエル発のジュエリーブランド「ShlomitOfir(シュロミットオフィール)」をご紹介します。

基本的にはゴールドを基調にしたシンプルなデザインのものが多いのですが、ところどころ個性的なデザインのものが混ざっていますよね。色づかいに関しても黒や白以外のものはパステル調の明るい色が多く、その理由は別記事『イスラエルのメイクトレンドは、日本のそれとどう違う?』 でも触れました。地中海のエメラルドブルーや、道路脇に咲き乱れるブーゲンビリアのピンクなど、日常生活の中にある色彩が、明るく色鮮やかなものが多いのだと思います。
また、個性的と感じるジュエリーのモチーフは、イスラエルでは普通のものだったりします。
例えば、「目」をモチーフにしたもの。初めて見たときは驚きましたが、イスラエルを含む中東地方では「ファティマの目」と言って、邪視から身を守るための護符ハムサによく使われるモチーフなのです。正確な起源は分かりませんが、どうやら古くからイスラム教とユダヤ教で、共通しているモチーフのようです。邪視というのは、悪意や嫉妬を持った眼差しがもたらす呪いのこと。つまり、邪視を避けるために身に着けるものとして、好まれるモチーフなのだそうです。
印象的な目のモチーフ。日本だと絶対あり得ないデザインですが、目は「幸せを先まで見通す」として、服やカバンのデザインによく使われています。

虹のモチーフもよく見かけます。虹は、旧約聖書の『創世記』に登場する「ノアの方舟(はこぶね)」の話の最後に、神様が虹をかけて「もう洪水を起こさないよ」と誓ったということから、幸せや明るい未来の象徴だそうです。
レインボーカラーのピアス。ゴールドとシルバーから選べます。

この秋の最新デザインは、鳥や植物のモチーフです。実際、イスラエルでは鳥も植物も普段の生活にとても身近です。公園では野生のセキセイインコをよく見ますし、鳩やカラスもたくさんいて、日本ではあまり見かけられないヤツガシラもいます。また、旧約聖書の「ノアの方舟」の中で、洪水のあとに鳩がオリーブの小枝を運んできたことによって陸地があると気づけたことから、鳩とオリーブは幸運のモチーフとしてよく使われるそうです。
最新シリーズは、鳥とパーム(椰子)をモチーフにしたもの。鳥は幸せを運んでくるとしてラッキーの象徴。椰子の木もイスラエルにはたくさんあり、食用にもされています。
こんな個性的なデザインがある一方で、毎日着けられるシンプルなデザインも人気です。
フォーマルにもカジュアルにも付けこなせる、シンプルなシリーズ。
ShlomitOfirの商品は、モール内のセレクトショップのアクセサリーコーナーで見かけることがありますが、テルアビブに路面店があります。店内のレイアウトがとても可愛らしく、路面店限定のセール商品など掘り出し物が見つかることもあります。Webサイトが充実していて使いやすく、20ドル(約2,200円)以上購入した場合は送料が無料なので、ネットショッピングがおすすめです。日本からでも購入できるので、是非Webサイトをのぞいてみてください。


◇まとめ◇イスラエル発ジュエリーブランドShlomitOfir
・シンプルなデザインも多く、1商品4,000円前後
・目や虹など個性的なモチーフのものもあるが、イスラエルで良い意味があるものをモチーフにしている
・ネットショッピングは2,200円以上の購入で送料無料
ShlomitOfir ウェブサイト
https://www.instagram.com/shlomitofirdesigns/