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イスラエルにこんなフレーズがあります。
「この世の人間の9割はチョコレートが好きだ。そして残りの1割はうそをついてる」
こんなにもチョコレート好きなイスラエル人。
今回は、イスラエルで人気沸騰中の進化系チョコレートMIDASのオーナーにお話を聞いてみました。
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目次
– MIDAS – アートとしてのチョコレート
MIDASは、アーティストによって作られたチョコレートブランドです。厳選した素材で作る妥協のないチョコレートは、テルアビブを始めイスラエル各地で話題になっています。乳製品を一切使用してないビーガンチョコレートであることも、注目される理由の一つです。
チョコレートブランドに関わる全ての人がアーティスト。ジュエリーデザイナーから写真家、俳優まで、一見チョコレートと関わりのなさそうな方々によって経営されています。
作品(チョコレート)がメインであるので、オーナー含めメンバーの詳細は全て非公開。あくまでもアートとしてチョコレートを感じてもらいたいので、作る側の人間にスポットライトを当ててほしくないという思いがあります。
MIDAS(ミダース)の名はギリシャ神話に登場する、触れるもの全てを金に変える神の名からとったといいます。
「僕らの解釈では、ミダースは芸術家の黄金の手を表しているんですよ。つまり、食べ物であっても芸術家の手にかかればアートとなる。これをモットーに、食材を使用した芸術作品を創り出しているんです。」とオーナーは語ります。
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絶対に妥協しない!テイスト、ビジュアル、そしてビーガンに対するある想い・・・
独創的なビジュアルときらびやかな色が目を引くチョコレートですが、見た目だけではなく味も確か。高級な食材を存分に使用し、素材の味を生かしたチョコレートです。そして、これらがすべて乳製品を一切使用してないビーガンチョコレートというから驚きですよね。それぞれの思いをカテゴリーに分けて紹介します。
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– テイスト – 自分で感動できる味を求めて・・・
実はMIDAS、開店から1年と比較的新しいブランドです。しかし今の味にたどり着くまでには8年の試行錯誤がありました。
8年間かかって開発したのは、高級感溢れるダークチョコレートと濃厚なミルクチョコレートのミックステイストです。乳製品は使用していないのにもかかわらず、ミルクチョコレートの優しいまろやかさを感じることが出来ます。
一番人気はピスタチオプラリネ。
なんとプラリネの80%は、入念に選ばれたピスタチオバターできています。隠し味に使用されてるヒマラヤ岩塩はチョコレートの香りを最大限に引き出せるよう最適な大きさに削られています。
大人気のピスタチオプラリネ
甘いのが苦手な方にはソルテッドカシオチョコレートがオススメです。カシオナッツの奥に感じるヒマラヤ岩塩とまろやかなチョコレートとの相性は抜群です。
その他にもテイストのバリエーションは広く、ソルテッドキャラメルやアーモンドヌガー、ピーナッツ味のチョコレートが楽しめます。
「僕自身が好きになるようなチョコレートじゃないと店頭には出しません。自分が食べ続けたい、飽きないと思うようなチョコレートだけを提供しています。自分の為にもそしてお客様の為にも妥協は一切しません!」
アマレナチェリーを一粒丸ごと使用しているプラリネ
クランチムースチョコレート
ソルテッド・キャラメル
ピーナッツバター・チョコレート
– ビジュアル – 完璧を求めて…
「小さいころから完璧さを感じられるジオメトリックデザインが大好きだったんですよ。チョコレートブランドを立ち上げる際に、ロゴはもちろんチョコレートも幾何学模様にしようと決めていました。チョコレートの色にもすごくこだわっていて、光沢のあるゴールドやシルバーに色付けしています。」
チョコレートのデザインをする際には、数々のデザイナーと共に考えるそうですが、その一人にジュエリーデザイナーもいるそうです。
ジュエリーデザイナーによってデザインされたチョコレート、なんて素敵なんでしょう!
MIDASといえばピラミッド型のチョコレート。ハーゼルナッツクリームぺルリネ
まるで宝石のよう!
ビーガン向けでないビーガンチョコ
MIDASを立ち上げる際に、ビーガンのチョコレートにすると決めていたと話すオーナー。
「チョコ自体はビーガンなんですけど、そこはあまり重要なポイントではないんですよ。チョコが美味しければ、ビーガンでもそうでなくてもみんな食べてくれるはずです。なのであえて”ビーガンチョコ”の部分は強調していません。」
ビーガンというのは個人のイデオロギーで、自分はただ美味しいチョコレートを提供するだけというスタンスのオーナー。想いはたくさんあるようですがあえて意識せず、味で勝負しています。
日本の読者へのメッセージ
実はオーナー、チョコレートに関する知識はすべて経験と独学で学んだそうです。
「この記事を通して伝えたいことは”何でもできる、資格がなくても”という考えです。僕自身、有名ショコラティエの下で修業したわけでなく、パティシエの資格もありません。資格がないことが劣等感となっていた時期もありました。でも一番大事なのは自分の好きなこと、愛していること、夢中になれることを信じることです。そして、本当に好きなのであれば何にでもなれます。たとえ資格がなくとも。」
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今回は夢見る少年が立ち上げた進化系チョコレートを紹介しましたがいかがでしたか?近い将来、フランスやアメリカ進出も計画しているようです。
日本でもこの味を楽しめる日がくればいいですね。
MIDAS (ミダース)