イスラエルにチョコレートのイメージはありませんが、本格的なチョコレート専門店が多々あるのはご存じですか?
今回はそんなイスラエル産ブティックチョコレート専門店「ロイ・チョコレート」を紹介します。日本でもインターネットで注文可能なのでお見逃しなく。
イスラエルで有名な「ロイ・チョコレート」。オーナーはロイ・ギルションと妻のシャロンです。元々IT企業で活躍していたロイとシャロン、どういう経緯でイスラエルの人気ブランドとなるチョコ専門店を立ち上げたのでしょう。
やり手サラリーマンからショコラティエへ
2004年の春、30歳半ばだったロイは活躍していたITの会社を辞め、小さいころからの夢であったショコラティエの道を目指すべく、本場ベルギーへチョコレート修行へ旅立ちます。
ベルギーから帰国したロイは自宅のキッチンに籠り、夜な夜なチョコレートを作ることに没頭します。他にない味を作る為、ベルギー産チョコレートとフランス産チョコレートを使用し、様々な調味料、アルコールやナッツ類、新鮮なフルーツを使い特別な味を作り出しました。
その後テルアビブで小さな店を構えます。経営の経験はゼロ。少しずつ口コミでうわさが広まり始めました。
そして名が知れ渡ったのはバレンタインイベントでした。ハートの形をしたレモネード味のチョコレートを売り出したところ、瞬時に完売!
今ではロイ・チョコレートの工場とイスラエル各地に店舗を設けています。イスラエル国内のみならず、日本も含め様々な国への輸出も開始しました。
「常に変わり続けるチョコレート」
開店初期から今まで「ロイ・チョコレート」のモットーは変わりません。新しい味、手法、材料を常に探し続け、”変わり続ける味”を提供しています。変わるのは味だけではありません。チョコレートのバリエーションは季節やイベントによっても変わります。
バレンタイン限定チョコレートはこちら。
特にユダヤの祭りに合わせたデザインのチョコレートは、プレゼントとして大人気です。
ロイ・チョコレートの人気チョコは「プラリネチョコレート」と「トリュフチョコレート」。今回は日本でも手に入れることが出来るチョコレートを紹介します。
ロイ・チョコレートのプラリネとは、ナッツやキャラメルなどのペーストをチョコの中身として入れたものを指します。
ペーストの種類は様々。特にオススメはナッツ系のペーストを使用したプラリネチョコレート。優しい味わいが楽しめるミルクチョコレート仕様と、大人なダークチョコレート仕様があります。
特別な味を楽しみたい方は、イスラエルならではのデーツシロップのぺルリネがオススメ。デーツシロップとは、デーツ、つまりナツメヤシをシロップ上にしたものです。甘味の中にほのかな苦みを感じることのできる逸品です。
シャロン氏曰く、日本では驚くことにデーツ味が大人気だそうです。
人気のエスプレッソ味もお忘れなく。上品なコーヒーの香りがチョコレートと共に口いっぱいに広がります。
味以外にも注目していただきたいのがパッケージ!シンプルですが、遊び心たっぷりのパッケージは取っておきたいほどかわいいです。
そしてトリュフ!とにかく濃厚でまろやかです。上品な味わいなので、甘すぎるのが苦手な方にもぴったりです。
定番はコーヒー&キャラメル味。コーヒーの香りとキャラメルの香ばしい甘味と苦味がバランスよく調和しています。
私一押しはチャイマサラ味のトリュフ。チャイマサラ味のチョコでさえ珍しいのに、なんとトリュフバージョンがあるんです。
チャイ特融のスパイスの風味がチョコの奥から感じられます。ミルクティーとの相性は抜群です。是非お試しください。
大人なあなたにはウィスキートリュフもありますよ。こちらもパッケージが素敵でウィスキーカップの中に山がある特別な世界観のデザインになっています。
最近のロイ・チョコレートで力を入れているのが、ビーガンバージョンのチョコレート。イスラエルではビーガン(完全菜食主義者)の割合が多く、ニーズに合わせ乳製品を使わないチョコレートも提供しています。
私自身もビーガンチョコを食べてみたのですが、普通のチョコレートと変わらない、むしろより強くカカオの風味を楽しめる一品となっていました。
日本ではネット上で購入することが出来ます。イスラエルに来た際はぜひ本店にも寄ってみてください。チョコレートの常識を覆す、新しい味と出会えるかもしれません。
バレンタインデーももうすぐです。この機会にパートナーへ、又は自分のご褒美としてm普段とは一味違うイスラエル産のチョコレートを味わってみてはいかがでしょうか。