Share

FASHION

コロナ禍におけるファッションデザイナーの困難を解決するため起業した二人の女性

by Rotem Kles |2020年12月09日

インバー・マルゴリンとエヴァ・エリザベス・アル・ケネネシュ

イスラエルでは、コロナウイルスによる二度目のロックダウンが施行され、多くのお店が営業をすることができず、ファッション業界にも大きな影響を及ぼしています。多くのデザイナーが店舗での販売を重視していたため、オンラインショップや発送システムを準備していなかったファッションデザイナーたちにとって死活問題となっていました。


Shoppidで販売されているカリン・ズライトのドレス

そんなデザイナーたちの救世主となるべく立ち上がったのは、インバー・マルゴリンとエヴァ・エリザベス・アル・ケネネシュの二人。インバー氏はスタートアップ企業のマネージメントエンジニアを務めていますが、現在は無給休暇中。エヴァ氏は以前ファッションデザイナーとして活躍していましたが、現在はヘアーサロンでスタイリストとして働いています。


インバーとエヴァは、在庫があるにも関わらず販売することができなくなった、厳しい状況に置かれるデザイナーたちに、オンラインで販売できるプラットフォームを提供することにしました。


Shoppidと名付けられたそのプラットフォームでは、イスラエルのデザイナーの洋服を最大NIS 500(約16,000円)というお手頃価格で購入可能です。また、限定商品として、ウェディングドレスなどの高価な商品もあります。



取り扱い商品はワンピースやシャツだけではなく、アクセサリーやバッグなどのファッションアイテムも揃っており、プラスサイズを含む豊富なサイズで展開されています。


Shoppidで販売されているアディ・ヤイル デザインのワンピース

インバー氏は次のように語りました、「私のお気に入りのデザイナーが次々と店を閉めていき、再開の動きがないのを目にし、エヴァと私はコロナウイルスで影響を受けたイスラエルのデザイナーが再開できるよう、特効薬になる物を考え出したのです。」


「閉店したお店や、店舗販売で行き詰まり他に販売方法のないショップ、コロナウイルスで大いに影響を受けたデザイナーにコンタクトし、私たちのサイトを立ち上げました。そして売上を広告費に投資しました。」


残念ながらイスラエル国外への販売はまだ未対応ですが、直接コンタクトして購入も可能です。


Shoppidウェブサイト

https://shoppid.co.il/

shoppisraelidesigns@gmail.com