女性は年齢を重ねることで身体的な変化を体験し、時にそれは健康や生活に大きな影響を与えます。エディス・ビアンキ氏は、若いうちからこの問題に正しく向き合うことで加齢による現象、そして人生さえも変えることができると述べています。
スティル・ヤングの創設者であるイスラエル人女性のエディス・ビアンキさんは、看護師としての経験を活かし、オンラインセミナーやコースを通して、40代~50代の女性をサポートしています。
若い時に癌を患い奇跡的に回復した彼女は、その時治療をサポートしてくれた医師と看護師に感銘を受け、その後医療の道へと進みます。
医療に従事する中で、彼女は更年期障害によって深く心と身体にダメージを受ける女性が多い事に気づき、個人的に彼女たちに自身の癌サバイバーとしての経験と医療知識を生かしたアドバイスを始めた事が、スティル・ヤングを始めるきっかけとなりました。
更年期障害の悩みは女性にとってとてもプライベートである内容が多く、仲の良い友達にですら相談しにくい内容です。また女性としての機能を失ったかの様な感確に陥る事も多く、自身の殻に閉じこもりふさぎ込んでしまい悪循環に陥ることもあるため、深刻化する前に対応する事が大事だと彼女は言います。
彼女は医療業界で活躍する傍ら、テクノロジーとイノベーションの促進を目的とした国際協会「ナースリードテクノロジー」のディレクターも務めています。彼女の知識と経験を活かし、世界中の女性を支援することを目的としています。
女性は家庭の中心であり、彼女たちを支援することは、その家族やコミュニティ、そして国にも影響を与えると彼女は信じています。
創設者エディスさんに聞くスティル・ヤングとご自身について
―――23歳の時に癌サバイバーとなったエディスさんは、どうして癌ではなく更年期障害について追求して行こうと思ったのでしょうか?
医療従事者として、癌を含む重症患者を助けてきました。今では病気を乗り切るだけではなく、暮らしを助けたいと思っています。特に女性特有の健康上のリスクを回避する手助けをしたいです。
これまで世界中の多くの女性に出会ってきましたが、その多くが自身の身体についてあまり知らないことに気付きました。知識がないことで身体的にも精神的にも悪い状態となり、また適切な時期に対応ができず、そのために症状が悪化するケースが多くあります。
特に40~50代の女性はホルモンが変化する時期であり、細胞やシステムに大きな影響を与えます。正しいトリートメントを行わずにいると手遅れになるケースも多く、事前に知識を持つことがいかに重要であるという考えにたどり着きました。また様々な要因が癌を引き起こしますが、その中でもストレスは癌を引き起こす大きな原因であり、更年期障害の様々症状は女性にとって大きなストレスとなるので、更年期障害に焦点を当てたいと思いました。
―――イギリスのナースリードテクノロジー(イノベーションを促進する国際的看護師団体)の詳細を教えて下さい。
看護師は患者と関わる時間が長くメディカル機器にも詳しいので、情報交換をする事によって新たな機械の開発に団体の意見を役立てたりしています。事例としては、患者に取り付けるカバー等のデザインに、ナースがアドバイスしているケースがあります。また看護師同士も情報交換する事によって、知識が増え、より迅速に患者に対応する事が可能となり、医療現場の質を高めるきっかけにもなっています。
―――スティル・ヤングでは、更年期障害の症状の予防や緩和させる事を目的としていますが、大きなポイントとテーマを教えてください。
まず全ての更年期障害の症状について知ってもらい、自分がどの症状に当てはまるのか考えてもらいます。事前の知識がある事によって、正しい質問を医師にする事が出来、自身で選択する治療のオプションと幅が広がります。
初歩的な事ですが、更年期障害はホットフラッシュを始めとし、倦怠感や不眠等も引き起こしますが、他にも失禁や体重増加も含まれています。
40~50代の女性は内臓に脂肪がつきやすく、日本人女性のように痩せている方でも、内臓脂肪が多くついていることがありとても危険です。そのため、更年期障害に関する正しい知識を身に着け、潜在的なリスクを把握することが重要です。そうすることで、リスクを予防または最小限に抑え、適切な治療を受けることができます。
私は日本の武田製薬と提携を組み、日本にも何度か訪問させて頂いていますが、多くの日本人が糖尿病を患っていると聞き驚きました。加齢とともに脂肪分布が変化し、痩せている人でもリスクがあることを示しているでしょう。
スティル・ヤングの目的は、様々な点で男性と異なる女性の身体について女性に正しく知ってもらい、若々しさ、健康、そして幸せを維持できるようにすることです。
もちろん日常生活の食事やスポーツ等、習慣によって心と身体の健康を改善する事は大事ですが、ナチュラルとウエスタンメディスン(西洋医学や薬)の両方をケースバイケースで使い分ける事も大事と私は考えています。
女性は家の心臓部です。彼女たちは自分の周りや家族の世話を行っています。女性が健康で幸せであることが、家庭自体にも大きな影響があると信じています。水たまりに投げると波紋を形成する石のように、女性には周りに変化を生み出すことができます。そのため女性が健康かつ幸せであることはとても重要なのです。
更年期障害が出ると膣が萎縮して表面細胞がほぼなくなる為、感染性にかかりやすくなったり、性交時に痛みが出たり乾燥しがちになり、また更年期の泌尿生殖器症候群にもなります。
その事により、性行為自体を嫌悪してしまう更年期の女性が多くなりますが、実は性行為を行うことによって結果子宮の不調を改善する事も可能なのです。
尿もれ等の問題も、約70%の女性が40~50代までに経験しますが、相談する恥ずかしさの方が勝ってしまい、医者にも話せない女性が多いのも現状です。尿もれの症状は、正しい知識と医師の助けがあれば改善する事を、全ての女性が知っている訳ではないのです。
この様な知識を得る事によって、受講者は体質の改善に成功したり、以前の自分らしさと取り戻します。
―――実際にスティル・ヤングを受講した方々の変化やコメントを教えてください。
世界中の女性から嬉しいフィードバックを頂いています。受講した内容を知識として蓄えるだけでなく、日常生活にも取り入れいているとのことです。エネルギーを感じ、頭痛が減り、健康とムードがコントロールしやすくなったことを楽しまれているようですね。また体重管理や加齢症状についても役に立っているという話も聞きました。
旦那さんから感謝のメールを頂くこともよくあるんですよ。
人それぞれの悩みや症状は異なる為、私の経験と知識を最大限に受講者に活かしてもらえるように、受講後のレクチャーはマンツーマンにて対応しています。メールでの問い合わせも可能です。
―――世界で活躍されていますが、現在拠点をイスラエルにおいている理由はありますか?
私は特別な国であるイスラエルで生まれました。そこは2000年の亡命の歴史を超えて、世界中からユダヤ人が集まっており、人種のるつぼとなっています。日本と同じように、イスラエルには長く誇らしい歴史と文化があります。多様性に富み、とても住みやすい国ですよ。世界中を頻繁に旅行し、定期的に講演も行っていますが、拠点を移す予定はありません。
―――日本を訪れた事はありますか?お気に入りの場所等を教えてください。
医療系のインターナショナルサミットに参加する為に、過去2回、日本を訪れています。
イスラエルにもお寿司屋さんが多くあり、私もお寿司は大好きなのですが、日本を訪れて魚の種類の多さに驚かされました。また日本料理は、チーズとミルクをあまり使わないという事も強く印象に残りました。
食べ物以外ですと、白川郷の景色は忘れられない思い出です。温泉にもとても癒やされましたが、それと同時にシャイな日本人が何も身にまとわず温泉に入るギャップに驚かされました。
―――もし日本人がイスラエルへ行くなら、何をしたらいいかおすすめを教えてください。
イスラエルは小さい国にも関わらず、ランドスケープが大きいので、死海や砂漠はもちろんの事、色々な所を訪れて頂く事をおすすめします。また国自体の歴史は浅いのですが、紀元前の歴史的な建物が多いのでガイドをつけて回る事をおすすめします。
食べ物はフムスやファラフェルもおすすめですが、私のルーツであるイエメン系料理の付け合せであるヘルバと言うソースはとても健康に良いので、もしイエメン料理を食べる機会がありましたら、是非試してみてください。
エディスさんの講座は、イスラエルと時に緊迫関係のあるアラブ諸国の女性にも、広く受け入れられ始めています。
女性の悩みに国境や国交は関係無く、親身に話を聞きながら女性を助けたいというこの講座を立ち上げたエディスさんの気持ちは、今、世界中で浸透しつつあります。
日本でもオンラインコース受講可能、無料トライアルあり
今回お話を伺ったエディスさんが開催するスティル・ヤングですが、日本からもオンラインコースの受講が可能です。無料トライアルも用意されているので、まずはトライアルを体験してから安心して受講ができます。
ぜひ皆さんも無料トライアルを体験してみてくださいね。