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CULTURE

イスラエル発アーティスト『The Living Tombstone』とは?日本サブカルと好相性、YouTubeでバイラルヒット

by ISRAERU 編集部 |2023年02月16日

イスラエルには、従来の方法とはまったく異なったルートで一躍有名になったアーティストがいます。ラジオで彼らの音楽を耳にすることはありません。彼らが活躍する場はYouTubeです。



The Living Tombstone(ザリビングトゥームストーン、通称TLT)は、インターネット上に存在するもっともユニークな音楽活動の形態の一つと言えるでしょう。


The Living Tombstoneは、イスラエル人プロデューサーのYoav Landau、アメリカ人ボーカルのSam Heftからなるクリエイター・デュオ。Landauのソロプロジェクトとしてスタートし、オリジナルの楽曲を制作したり、独特のリミックスを作ったりと、インターネット上のどこにもない音楽を発表しています。


アニメやゲーム、ネットミーム。日本のサブカルチャーにも影響を受けるThe Living Tombstone

オンラインで活動を始めたアーティストであるTLT。そのアイデンティティは、今でもインターネット文化と結びついています。



彼らの曲は、ビデオゲームを題材にした曲や、人気アニメの音楽を使った曲、あるいはインターネット上のミームを題材にした曲など、インターネット上のポップカルチャーを題材にした曲がその多くを占めています。Landauの初期のオリジナル曲は、「マイリトルポニー」という番組について歌っており、現在でも彼らの人気曲のいくつかに同じルーツが見られます。


YoutubeのLiving Tombstoneチャンネルでは、人気ホラーゲームのシリーズであるFive Nights at Freddy'sをテーマにした曲が最も多く視聴されています。また、彼の人気曲の一つである「My Ordinary Life」は、京都アニメーションによるアニメ『日常』の音楽をサンプリングしています。Youtube、Spotifyともに数百万回再生に到達している曲もあります。



彼らの音楽の源泉はネット文化に限りません。Tombstone初のオリジナルアルバム『zero_one』は、個人的な経験を明確に語っているように感じられます。


サウンドはエレクトロニックでポップでありながら、同時に歌詞は不思議なほどメランコリックだったりします。アルバム『zero_one』では、現代生活に対する日常のフラストレーションという人間の感情を歌詞に託して表現しています。


2月リリース『In Sound Mind』のサウンドトラックも担当

このデュオは、他のクリエイティブなプロジェクトでもその才能を発揮しています。彼らは2023年2月16日(木)にリリースされる新作ゲーム『In Sound Mind』のサウンドトラックを担当しました。絶大な人気を博した傑作 『Nightmare House 2』 のクリエイター陣が贈る 『In Sound Mind』 は一人称視点のサイコホラーアドベンチャーゲーム。世界観を演出するThe LivingTombstoneの音楽は必聴です。


サウンドトラックはすべてThe Living TombstoneのSpotifyアカウントでも公開されており、ゲームの外でも彼らのトレードマークであるサウンドを楽しむことができます。




イスラエルのユニークな音楽の才能をチェックするなら、The Living Tombstoneをお見逃しなく!


The Living Tombstone
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