イスラエルではもうすぐ春がやってきます。それはつまり、アニメやゲームなどサブカルチャー系のファンにとっては、春コンが開催されるということ。HARUCONは、プリム祭に開催される年次コンベンションです。プリム祭は、ハロウィーンに対するヘブライ語のアンサーのようなもので、陽気に仮装を楽しむ祝日です。
しかし、HARUCONに参加する人々が纏うのは、プリム祭で見られるような普通のコスチュームではありません。日本文化からインスピレーションを得て、お気に入りのアニメキャラクターのコスプレをして、日本の番組やゲーム、文学への愛を表現します。
Haruconは、イスラエルにおけるアニメへの情熱の高まりを受けて、2008年にスタートしたコンベンションです。熱狂的なファンによる日本に関するパネルディスカッション、アニソンファンの歌唱コンテストなどのローカルコンテストなど、日本のアニメファンにとっては垂涎のコンテンツが盛りだくさん。コスプレのコンテストでは、なんと、優勝者はイスラエル代表として世界コスプレサミットに派遣されます！
コスプレのテクニックについてもっと知りたいという参加者には、ウィッグのスタイリングやメイクアップなど、コスプレをよりレベルアップさせるためのワークショップ、マンガ家志望の方には、作品の基本的な考え方を学ぶことができるマンガワークショップも開催されます。
また、例年通り、日本大使館もコンベンションに参加し、専用ブースを設けて関係者に呼びかけています。特に、兵庫県観光庁の担当者による関西のアニメ観光地を紹介するイベントは注目です。
AMAI（Anime and Manga Organization of Israelのヘブライ語頭文字）により、年に2回、プリム祭と夏に開催され、イスラエルにはない体験を提供することに専念しています。アニメ好きや日本びいきの人々にとって、メディア以外でこれらの文化に触れる機会はあまりありません。
このサブカルチャーに焦点を当てたイベントやショップは、特に主要都市以外では稀であるため、これらのコンベンションは、多くの人が趣味を満喫できる素晴らしい機会を提供しています。自分の好きなテーマについて話す準備をしているパネリストも、一日の楽しみのために何週間も何ヶ月もかけてコスチュームを作るコスプレイヤーも、同じ情熱を持つ人々に囲まれるのを待つマニアも、みんな同じです。
日本の文化が世界に与える影響力の大きさに、未来はどこまで行っても驚きを隠せません。どこの国でも、この文化は創造性と献身を刺激するようです。
