スタートアップ大国であるイスラエルは、GDP比におけるベンチャーキャピタルが世界トップ。卓越した発想と優れた技術が、世界の有名企業や投資家の注目を集めています。今回は、そのきっかけとなる、日本とイスラエルの企業を繋ぐイベントをご紹介します。

世界を結んで共創を推進するアイタック
「ITAC アイタック」(新共創産業技術支援機構)は、日本の企業とイスラエル企業のマッチングに力を入れているNPO法人です。2015年から「ITAC イスラエル産業技術フォーラム」を開催し、各分野から多くの企業が参加。このセミナーをきっかけに、ベンチャーキャピタルへと結びついた事例が数多くあり、企業や投資家の関心を集めています。

日本とイスラエルは、いつからビジネスにおいて共創するようになったのでしょう。2014年、ネタニヤフ首相の訪日、茂木経済産業大臣(当時)のイスラエル訪問をきっかけに、産業R&D分野の協力覚書が締結されました。この協力覚書に基づき、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)とMATIKOP(イスラエル国産業技術開発センター(MATIMOP)が「日本・イスラエル企業の研究開発協力のための覚書」を締結。これらの合意を受けて、NEDOとMATIMOP(現在ではIIA イスラエル・イノベーション庁 )は、2015年3月25日に、日本―イスラエル研究協力開発事業の第一回公募を開始しました。
12年前から始まった日本とイスラエルの研究開発協力は、年を重ねるごとに深まっています。そして、世界で共創を推進するプラットフォーム「ITAC アイタック」は、2015年から「ITAC イスラエル産業技術フォーラム」を開催し、日本とイスラエルの企業を繋ぐ役割を果たしています。

世界のベンチャーキャピタルが集中するイスラエル
イスラエルは、世界各国のベンチャーキャピタルがGDP比において世界で最も高い国。IT、サイバーセキュリティ、電子部品、医療機器、点滴灌水をはじめとしたアグリテックなど、幅広い分野でスタートアップが活発に起業し、その将来性に対して、世界各国から国際研究開発の協力がオファーされています。
日本の企業では、環境・食糧・健康を解決する製品をグローバルに提供するカネカが1億ドルでイスラエルの医療機器スタートアップを買収。脳動脈瘤の治療用インプラント機器を開発するエンドストリーム・メディカルは、カネカ初のイスラエル拠点となるR&Dハブとして運営される予定となっています。

また、ロート製薬は、AIとロボティクスを活用した精子選択システムを開発するBAIBYS Fertility Ltd.へ投資。不妊治療の新たな解決策となる開発ベンチャーに出資することにより、ヘルスケア分野の新事業に挑戦しています。

2025年に開催された「ITAC イスラエル産業技術フォーラム」には、46の企業が参加。そのフォーラムをきっかけに、日本とイスラエルの企業がともに研究開発に取り組み、共創していく未来はすぐそこまできています。2026年も、3月に「ITAC イスラエル産業技術フォーラム」が開催されますが、その特別なフォーラムは、イスラエルとのネットワークを築くチャンスです。
2025年度ITACイスラエル産業技術フォーラム
日時:2026年3月12日(木)14:00~17:00
場所:未定(大阪市内)
主催:NPO法人新共創産業技術支援機構
共済:イスラエル大使館経済部、日本イスラエル商工会議所関西本部
後 援:共創の会、日本一明るい経済新聞
参加費:(懇親会費含む) 主催・共催・後援会員:500円、非会員:1,000円
「AI地政学の時代」
講師:中山泰秀氏 元防衛・外務副大臣 衆議院前議員
「エネルギー大消費時代に向けて新しい冷却技術と
イスラエル発ディープテックによる日本企業との共創」
講師:イド・タットナーワー氏(チャータードイノベーションネクサス)
弥重 匡則氏(三洋貿易株式会社)
「グラフェン製造と先進ナノ材料を開発するG2G Nano Advanced Material社のご紹介と同社のグローバル戦略について」
講師:清水 英一氏(株式会社フェアコンサルティング)
「電離圏結合理論とAIを用いた短期地震予測ソリューションのご紹介」
講師:秋元 比斗志氏(IonoTerra 日本代表)
「ケーススタディを国際事業開発へつなぐ」
講師:ミシリ・ヤロン氏(株式会社ケーアイエヌ)





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