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Jリーグ初のイスラエル人、ネタ ラヴィ選手がJ1 ガンバ大阪に加入

by ISRAERU 編集部 |2023年02月10日

2023年1月27日、サッカーJリーグのガンバ大阪(J 1)が、イスラエルの強豪マッカビ・ハイファFCからMFネタ ラヴィ選手を完全移籍で獲得したことを発表しました。近年は欧州・南米各国をはじめさまざまな国の選手が来日し、活躍するようになったJリーグですが、イスラエル人選手は史上初


26歳のネタ ラヴィ選手は、アカデミー時代から母国の名門マッカビ・ハイファFC一筋。本職は守備的MFで、インサイドMFでもプレー可能。パスセンスにあふれ、守備力も高く、中盤の真ん中ならばどこでも可能なプレーメーカーです。キャプテンとして前クラブを牽引し、イスラエル代表としても12キャップを数える実力者は、初挑戦となる海外リーグでどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。


ⓒGAMAB OSAKA

ネタ ラヴィ選手からのコメントはこちら。

「皆さん、こんにちは。ネタ ラヴィです。これからのシーズンと皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ハードワークしてチームの目標を一緒に勝ち取りましょう。すぐにお会いしましょう」


マッカビ・ハイファFCってどんなクラブ?

地中海に面した港町 ハイファを本拠地とするマッカビ・ハイファFCは、国内最上位のイスラエル・プレミアリーグに所属。リーグ優勝14回を誇るだけでなく、イスラエルのクラブとして初めてUEFAチャンピオンズリーグの本戦に進出するなど近年は国際的にも躍進を遂げ、人気、実力ともに国内有数のクラブです。


今季も、UEFAチャンピオンズリーグに出場。グループリーグでは、ユベントス(イタリア)、パリ・サンジェルマン(フランス)、ベンフィカ(ポルトガル)といった、世界的に名を馳せる強豪クラブと鎬を削りました。ネタ ラヴィ選手もグループリーグの6試合に出場し、ホームのユベントス戦では持ち前のハードな守備で2-0の完封勝利に大きく貢献。世界のトップクラスとも渡り合えるパフォーマンスを証明しています。残念ながらチームは決勝トーナメント進出とはならなかったものの、欧州クラブチーム最高峰の舞台で確かな爪痕を残しました。


ⓒGAMAB OSAKA

イスラエルのサッカー人気とは?

イスラエルにおいて、サッカーはバスケットボールと並びもっとも人気があるスポーツの1つ。リーグ戦やカップ戦には多くの熱狂的なサポーターが観戦に訪れます。地理的にアジアとヨーロッパの境界に位置するイスラエルの代表チームは、さまざまな政治的事情を経て現在は欧州サッカー連盟に所属。そのため国際大会でもヨーロッパとのつながりが深く、日常的に他国のレベルの高い試合に触れ、自然とサッカー熱が高くなるのも頷けます。


これまでヨッシ・ベナユン、タル・ベン・ハイムなど、世界のトップシーンで活躍する名手も輩出。W杯にはまだ1度(1970年)しか出場できていませんが、国民の悲願としてこれからの飛躍が期待されています。


史上初のイスラエル人選手として、気候も文化も異なるJリーグに挑むネタ ラヴィ選手。活躍次第では、これを機にイスラエルと日本のサッカー界の交流がより一層盛んになっていくことも予想されます。今後の彼の活躍に、期待は高まるばかりです。


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