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BEAUTY

薄毛や切れ毛など、女性の髪の毛に関する悩みをケアするイスラエル発「ボーン・イノベイティブ・ビューティー」

by Rotem Kles |2020年08月28日


女性にとって大切な髪の毛

「髪は女の命」と昔から良く言われるように、女性にとって髪の毛は特別な存在と言えるでしょう。しかし現在、薄毛や切れ毛に悩む女性が、10代、20代といった若い世代でも増えています。

その原因はストレスやホルモンバランス、食生活の乱れなど様々ですが、女性にとって薄毛や切れ毛は深刻な悩みです。


今回ご紹介するイスラエル発ヘアケアブランド「ボーン・イノベイティブ・ビューティー」の創設者キム・スダイ氏も、20代の頃から薄毛に悩まされたことがきっかけで、女性向けのヘアケアプロダクト開発を始めました。



ある日突然抜け落ちた自慢の髪の毛を取り戻すために

「ボーン・イノベイティブ・ビューティー」はイスラエル発スタートアップ「ケー・スター社」が開発した女性向けヘアケアプロダクトブランド。創設者のキム・スダイ氏は、プロダクト開発のきっかけについて、次のように述べています。


「ストレートでロングヘアの私は、いつも周りのみんなから髪の毛を褒められていました。私自身も自分の髪の毛に自信を持っていましたね。

しかし今から約10年前、私が20歳の頃に衝撃的なことが起こりました。ある日、何かについてとても怒りを感じており、運転中に突然鼻血が出るほど強い怒りでした。そして翌朝起床すると、枕に大量の髪の毛が付いていたのです。なんと一夜にして、髪の毛の半分ほどが抜けて落ちていたのです。これは言葉にできないほど、とてもショックでした。


すぐに抜け毛の治療方法を探し始め、病院やセラピー、自然療法やホメオパシーなど、あらゆる方法を試しましたが、どれも満足する結果は得られませんでした。

抜け毛ケアのヘアプロダクトや非医学的な療法、食事療法なども試しましたが、これらも満足する結果は得られませんでした。


そこで私は、2つの選択肢があると気づいたのです。このまま抜け毛、薄毛に悩み続けるか、自分自身で解決策を開発するか。

後者を選んだ私は、世界中の専門家に連絡したり、本を買って実験をしたり、すぐに行動開始。難しい医学専門用語は、医師である父にサポートしてもらいました。」



実験を重ね見つけたハーブの力

専門家に相談しながら、試行錯誤を続けること約1年間。ついにキム・スダイ氏は、満足できる結果が得られるものにたどり着いたのです。


「数種類の植物、ハーブを使って作った抽出液を試してみると、私の自慢の髪の毛が戻ってきたのです。それ以来、ずっと手放せません。

自分自身が薄毛に悩んでいた時、同じように突然薄毛や抜け毛に悩む女性の姿を多く出会いました。その理由は様々で、出産や手術、ストレスなどもありますが、特に理由がない場合もありました。そこでその方々にも、当時「My Brown Liquid(私の茶色い液)」と呼んでいた、私が発見したハーブの抽出液を試したもらったところ、とても好評だったのです。


そして今から3年半前、プロジェクトを始めることを決意。46名の被験者にプロダクトを試してもらい、アンケートに答えてもらいました。アンケート結果は驚くほどよかったのです。そこで両親に相談し、ビジネスとしてプロダクト開発を始めることにしました。」



イスラエルとドイツで特許取得、他の国でも特許申請中

ビジネスとしてプロダクト開発を始めることを決意したキム・スダイ氏。主にエルサレムの地質調査所で、特許取得に向けて研究所で様々な実験を行いました。すると特定の量でハーブを調合すると、お互いに作用しあい効果や機能が高まることがわかったのです。そしてスダイ氏が開発したハーブの抽出液を使用すると、平均で髪の毛が4割太くなり、つやのある健康的な髪の毛になるという結果が出ました。


「お客様からとても良い反応を頂いています。魔法、奇跡のようだという嬉しい言葉を頂くこともありますね。


現在はハーブ抽出液 12袋とタオルがセットになったキットと、ハーブ抽出液のみ12袋入ったキットの2種類を展開しています。週3回使用を推奨しているので、それぞれ約1か月分です。



実は今、薄毛や抜け毛といった悩みをケアするプロダクトだけでなく、より健康的なヘアを推進する美容プロダクトも開発しています。そしてイスラエルだけでなく、他の国へも展開していきたいですね。また男性向けのプロダクトも開発検討中です。」




ボーン・イノベイティブ・ビューティー(ヘブライ語のみ)

https://born-beauty.co.il/


Instagram

https://www.instagram.com/born_innovative_beauty/


Photo by Mor Oren