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共働きが当たり前のイスラエル
イスラエルでは子供が多いため、マザーフレンドリーな会社が多く専業主婦の割合はあまり高くありません。雇用形態も時短でありながら正社員として働いており、仕事の時間も幼稚園のお迎え前の15時から16時の間に退社し、そのままお迎えに行く事が大半です。仕事と育児を両立しており、中には退社後に一気に3人の子供をそれぞれ迎えに行く人も。とにかくパワフルです。
ecoLove(エコラブ)は、そんなワーキングママの一人である、シャローナ・ロマーノラザール(Sharona・ Romano Lazar)氏によって、2011年に設立されました。3人の子育てをしながらNBAを取得しつつ、イスラエルのクリニーク等でマーケティングマネージメントやブランドマネージャーの経験を27年以上持つ彼女は、2008年にOrganiczone を設立します。
1984年から30年以上ビーガン(菜食主義)であるシャローナは、自分の家庭で安心して使えるビーガンソープは無いかと考えたところ、「いっそ自分で作ってしまえば良いのでは」と言う考えに辿り着きました。
イスラエルの食料自給率は、なんと93%以上!
隣国との友好関係が頻繁に変わる中、いざと言う時の為にも自国で食料を調達する大切さを学んでいるイスラエルは、元々水不足でありながら、温暖な気候と農業テクノロジーを最大限に利用し、食料自給率をなんと93%以上までに押し上げました。
イスラエルには、日本で言うサラダバーやコブサラダ店はどこのエリアでも必ずと言って良いほどあり、値段もリーズナブルなのですが、一方マクドナルドが1,000円位の価格帯です。野菜が美味しく手に入りやすいのも、イスラエルにビーガンやベジタリアン等の菜食主義者が多い理由なのかもしれません。野菜の質も高く、面白い事にイスラエルでは人参が甘いので、人参嫌いの子供がほとんどいません。
そんな中、シャローナのインスピレーションも有機野菜畑がベースとなっており、高品質のエコ製品を産み出す為に、天然資源から最低95%の成分、最低30%の認定オーガニック成分、ビーガン対応、そしてパラペン、石油化学品、SLSは一切使用しないという厳しい一連の特定ガイドラインをクリアして、ecoLove(エコラブ)が誕生しました。
シャローナ・ロマーノラザール(Sharona・ Romano Lazar)に聞くecoLove(エコラブ)のコンセプトとは?
―――まず、商品のテーマとポリシーを教えてください。
全ての商品がエコロジーであり肌に優しい天然植物抽出物成分によって作られている事、有害な化学物質を含まない有機野菜抽出物を使用する事をモットーとしています。
●ミネラルが豊富な死海の塩と死海の水–26種類を配合
●鎮静効果の高い有機アロエベラ成分で肌を落ち着かせる
●抗酸化潤滑剤及びに洗浄効果の高い有機オリーブオイル
●保湿の為のシアバター
上記の天然成分を基本としながら、高いコストパフォマンスと品質を心がけています。
―――イスラエル以外だとどこの国で販売されていますか?
エコロジー意識の強いアメリカでもecoLoveの概念が受け入れられており、東海岸フロリダ、中西部のアメリカで販売されています。 ecoLoveは、多くのオーガニック系店舗、スーパーマーケット、フロリダと中西部地域のWhole Foods(ホールフーズ)(オーガニックやナチュラル成品を取り扱うアメリカの高級スーパー)で販売されています。
―――おすすめのアイテムを教えてください。
基本の天然成分をベースとし、さらに有機栽培のブルーベリー、ブドウ、ラベンダーの成分で作られているパープルシリーズは、カラーリングで傷んだ髪や乾燥した肌に効果のある弊社のベストセラーです。
―――特にアジアの方におすすめのアイテムがあれば教えてください。
脂性の場合はトマトやビーツから作られているレッドシリーズ、カラー剤等で傷んで乾いた髪や肌にはにはパープルシリーズ、グリーンシリーズは生後6ヶ月からの乳幼児も使用できる成分で構成されているので、家族全員で使う場合はグリーンシリーズをおすすめしています。
―――日本から購入する事はできますか?
アマゾンUSAで販売しているので、そちらから購入できます。
筆者は基本的に髪の毛が太陽の光とカラー剤で傷んでいるので、紫のヘアマスクを使用しています。
SABON等の匂いが甘すぎて苦手な方も、ecoLoveの商品は全て癖のない爽やかな香りなので気持ちよく使用できると思います。
個人的にお勧めなのは、最近出た死海の泥成品と固形石鹸、シャワージェルとヘアマスクになります。イスラエルは地中海に面しているため、オリーブがイタリアと同様に豊富に収穫されており、オリーブオイルからできている石鹸は星の数程あります。
イスラエルのボディーケア用品を選ぶ際には、お目当ての他に固形石鹸を試してみる事をおすすめします。死海商品以外にもオーガニック製品が熱いイスラエル。
もしイスラエルを訪れる機会があったら、是非オーガニックストアや市場にも足を運んで、お気入りの商品や美味しい果物を探してみてください。