美人大国イスラエル
ディアスポラ(民族離散)が古くから過去数回おきているユダヤ人は、様々な人種が混ざっており、人種のるつぼであるアメリカに例えて、イスラエルは「小さなアメリカ」としばし呼ばれる事があります。(他の意味でもアメリカの一部と呼ばれる事も多々ありますが。)
母親がユダヤ人である事がユダヤ人である宗教的な条件となっていますが、世界各国に離散した関係で様々な人種のルーツが生まれており、現在イスラエル国内を占める人種を大きく分けると、アシュケナージとミズラヒムに分かれます。また、コケージャン(白人)系はポーランド、イスラエルで言うラテン系はモロッコ、アフリカ系はエチオピアがルーツの方々が人口比率では多くなっています。1991年のソビエト崩壊後から急激にロシアルーツの人々も増えましたが、1991年以前からいるロシア系とはまた違うくくりで国内では考えられており、少々日本人にはわかりにくい部分があります。
イスラエルで流行のソバカスメイクとは?
そんな関係で日本とは違い美人顔も多種多様ですが、一環して全てのメイクはナチュラルが主流であり、現在日本のトレンドであるバーガンディメイクのようなアイメイクとリップに色を置くメイクは、ナチュラルメイクでもしっかりしたメイクと捉えられがちであり、イスラエルではあまり好まれません。
日差しが強い国である為に、化粧が厚いのは化粧している感が見えやすく、あまり好まれないのかもしれません。化粧は夜にする観念が強く、基本的にリキッドファンデはニキビ等の肌荒れを隠す物という観念があり、10-20代はほとんど日常的には使用しないようです。
そんなイスラエルで現在流行っているのがソバカスメイク。陶器肌を目指す日本では考えられないですよね。ソバカスをかく専用のアイテムが今イスラエルでバカ売れしています。
こちらはイスラエル産のメイクブランド。この他にも日焼け後の火照った肌に見えるほてりチークもこのブランドの主流となっています。
イスラエルの国民的スターモデル、レオナルドディカプリオの元彼女であるバー・ラファエリもソバカスを隠す事なく紙面をよく飾っています。ちなみにイスラエルにいる時は、普通にすっぴんでテルアビブを歩いてます。ちょっとびっくりしますが、やっぱり綺麗は綺麗です。インスタもすっぴんの写真が多いですね。
ちなみに化粧をするとこちら。やっぱり綺麗です。
上がり眉毛を作る眉毛パーマも流行!
次に現在イスラエルのトレンドとなっているのがヨーロッパと同様に上がり眉毛。みんなサロンで睫毛ではなく、眉毛を上に逆立てるパーマを眉毛にかけるのが今のトレンドとなっています。
イスラエルメイクブランドでも上げた眉毛をキープさせる商品が多数出ています。
こちらはイスラエルのカイリー・ジェンナーと呼ばれている、アリーン・コーエンのブランドで出してる眉毛グロス。
今イスラエルの売れっ子モデルが多数所属するItmodelsエージェントのモデルも、みんな上がり眉毛でソバカスを強調してます。
こちらは売れっ子のエデン・フィネス(Eden Fines)。
日本だったらバブル全盛期にいそうな立派な眉毛のマヤ・クラバウルシック(Maja Kravarusic)。
そんなに濃い眉毛でなくてもやっぱり立たせます。こちらはソバカスメイクと日焼けほてりメイクのハイブリット、エデン・ポラーニ(Eden Polani)。
アジア系のモデルさんでもやっぱり眉毛は立ってます。
ベトナム系のリア・タイ(Lia Tay)。
これだったら真似できる範囲ですね。日本のメイクとは違うものの、自分の顔で一度試してみるのも面白いかもしれません。
イタリアやフランス、アメリカのメイクもまた違う特徴がありますが、国民性と気候がメイクに強く反映されているのは、イスラエルならではだと思います。