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イスラエル人はなぜBBQに本気なのか?テキサス世界大会に挑む“和牛シャワルマ”

by ISRAERU 編集部 |2026年09月25日

「イスラエル人で、自分がBBQの達人だと思っていない人はいない」――そんな冗談があるほど、イスラエルではバーベキュー文化が生活に根付いています。この秋、イスラエル代表チームが初めて米テキサスの国際BBQ大会に出場。コーシャ対応の和牛シャワルマを武器に、世界の強豪たちに挑みます。


イスラエルで親しまれるBBQ料理と中東風グリル料理

BBQはイスラエル人の国民的イベント

イスラエルでは、バーベキューは単なる食事ではありません。家族や友人が集まる週末や祝日に欠かせないコミュニケーションの場であり、多くの人にとって生活の一部です。


特に独立記念日には全国各地の公園や広場でバーベキューが行われ、街中が香ばしい煙に包まれます。肉を焼く腕前について熱く語る人も多く、「自分こそが最高の焼き手だ」と考える人が少なくないのもイスラエルらしい光景です。


イスラエルのBBQ文化を象徴するグリル料理

世界最高峰のBBQ大会へ初出場

そんなイスラエルのBBQ文化を代表して、14人のメンバーからなるイスラエル代表チームが、10月24日に米テキサス州で開催される国際BBQ大会「Al Frugoni Open Fire Meat Up」に出場します。


この大会には毎年、世界各国からトップクラスのピットマスターや料理人が集結します。ガスや電気は使わず、直火だけで調理する本格的なスタイルが特徴です。


アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、ドイツなどの強豪チームが参加するなか、イスラエル代表は初めて世界の舞台に挑みます。


イスラエルのBBQ文化を象徴するグリル料理

主役は200キロの巨大シャワルマ

今回の目玉は、約200キログラムにも及ぶ巨大なシャワルマです。

専用の大型グリルはマイアミからトラックで運搬される予定で、会場で組み立てられます。さらにタヒニ、アンバ、スフグなど、イスラエルで親しまれている調味料も持ち込み、本場の味を再現します。


シャワルマはイスラエルを代表するストリートフード

シャワルマはイスラエルを代表するストリートフードの一つで、回転させながら焼いた肉を薄く削ぎ、ピタパンなどに挟んで食べます。街角の専門店には昼夜を問わず多くの人が集まり、国民食とも呼べる存在です。


野菜と肉をたっぷり挟んだイスラエル風シャワルマサンド

和牛とコーシャの融合

今回の挑戦で特に注目されているのが、コーシャ対応の和牛シャワルマです。

コーシャとはユダヤ教の食事規定に基づくもので、肉の処理方法や調理工程にも厳格なルールがあります。イスラエル代表はその基準を守りながら、日本でも高く評価される和牛を使用し、独自のシャワルマを提供します。


中東の伝統と日本の食材を組み合わせたこの一品は、世界各国のBBQファンからも注目を集めそうです。


多文化国家イスラエルを象徴する料理

シャワルマは、イスラエルの多文化性を象徴する料理でもあります。

イスラエルには世界各地から移住してきたユダヤ人コミュニティが存在し、それぞれの食文化が融合して現在のイスラエル料理が生まれました。中東、地中海、東欧、北アフリカなど、多様なルーツが一皿の中に共存しています。


そのためシャワルマは、単なる人気メニューではなく、イスラエル社会そのものを映し出す存在ともいえるでしょう。


食文化で世界に挑む

開催地のテキサスは、世界でも有数のBBQ文化を誇る地域です。長時間燻製したブリスケットなどで知られ、多くのBBQ愛好家にとって“聖地”とも呼ばれています。

そんな本場の舞台で、イスラエル流シャワルマがどこまで存在感を示せるのか。


国際BBQ大会で提供される本格的なスモークビーフ

今回の挑戦は、料理の腕を競うだけでなく、イスラエルの文化や創造性を世界に発信する機会でもあります。火を囲んで人々がつながる楽しさは、国境を越えて共有できるものです。


イスラエル代表がテキサスでどのような評価を受けるのか、その挑戦に注目が集まっています。


*本記事はイスラエルメディアynetの報道をもとに構成しています。