イスラエル大使館が「イスラエル・日本 – 東北イニシアティブ 2021」短編映画プロジェクトとして製作したドキュメンタリー映画『行き止まりのむこう側』が、3月11日(金)より公式サイトにて特別公開されました。この映画では、震災で行方不明になった最愛の妻を探すため、今も海に潜り続ける一人の男性の物語を伝えます。
イスラエル大使館が行う「イスラエル・日本-東北イニシアティブ2021」とは
2011年、東日本大震災―。イスラエルは、海外から初の医療団を派遣し、被災された方々を支援しました。緊急時の活動を得意とするイスラエル国防軍の医療チームは、宮城県南三町に仮設診療所を設置し、地域社会で活動。「イスラエル・日本-東北イニシアティブ2021」は、11年前に始まったこのイスラエルと東北地方との特別な関係を、ますます拡大・発展させるプロジェクトシリーズです。
このプロジェクトの一環として、これまでスタートアップ先進国イスラエルのリーダーから学び、東北のスタートアップを支援するプログラム「東北ーイスラエルスタートアップグローバルチャレンジ」や、イスラエルのバンドと地元のアーティストとのコラボレーションで作品を生み出す「311-321プロジェクト(イスラエル東北 ミュージック・コラボレーション)」など、さまざまな取り組みが行われています。
短編映画プロジェクト「行き止まりのむこう側」
そして東日本大震災から11年経った2022年3月11日(金)「イスラエル・日本-東北イニシアティブ2021」の一環として、短編映画プロジェクト『行き止まりのむこう側』が日本とイスラエルにて公式サイト内で公開されました。
『行き止まりのむこう側』では、震災で行方不明になった最愛の妻を探し、今もなお海に潜り続ける高松康雄さんの物語を伝えています。妻を奪った海を通して喪失と向き合う高松さんから語られる、人間の魂の回復力に心動かされる作品です。イスラエルを代表する作家のダヴィッド・グロスマン氏がテキストを提供、サウンドトラックはジャズピアニスト兼作曲家のシャイ・マエストロ氏が担当しています。マエストロ氏がこの作品のために書き下ろした「no where to go but everywhere」は、東北の人々へ向けた美しく特別な楽曲となっています。
イスラエルと日本文化が融合した心動かされる作品『行き止まりのむこう側』。是非皆さんもご覧下さい。
『行き止まりのむこう側』の視聴はこちらから。
公式サイト
https://www.nowheretogobuteverywhere.com/