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NYを拠点に活動するイスラエル出身アーティスト、ユリ・アランが銀座で日本初個展を開催

by ISRAERU 編集部 |2021年05月17日

Uri Aran, TRAFFIC CLOCKER courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London
Uri Aran, TRAFFIC CLOCKER courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London

これまでISRAERUウェブマガジンでも多くのイスラエル出身アーティストを紹介してきた通り、イスラエルはアートがとても盛んな国です。イスラエルで有名な美術学校であるベツァルエル美術デザイン学院とシェンカー工学芸術大学からは、世界で活躍する多くのアーティストが誕生するほか、イスラエルの街を歩くと至る所でストリートアートが見かけられます。


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また日本国内において、室生山上公園芸術の森(奈良県宇陀市)や札幌芸術の森野外美術館(北海道札幌市)霧島アートの森(鹿児島県霧島市)で恒久設置されたダニ・カラヴァンの作品を見たことがある方もいると思いますが、彼もイスラエル出身の彫刻家です。


そんな芸術大国イスラエルから、ホイットニー美術館やヴェネチアビエンナーレなどでも展示経験を持ち、現在はニューヨークを拠点に活動するイスラエル出身アーティスト、ユリ・アランの日本初となる個展が、5月18日(火)より銀座 蔦屋書店内ギャラリーTHE CLUB(GINZASIX 6F)で開催されます。


Uri Aran, BD 59.1 x 52.7 x 5.1 cm courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London
Uri Aran, BD 59.1 x 52.7 x 5.1 cm courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London

「Eggs For Breakfast and Bird In A Blanket」
アーティスト:ユリ・アラン 
会期:2021年5月18日(火)~2021年6月25日(金)
時間:12時―19時
休廊:⽇曜、⽉曜
場所: GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
⼊場 :無料。事前予約制。
予約方法:下記URLより前日の18時までにご予約の上、ご来廊いただきますようお願い致します。
https://airrsv.net/theclub/calendar

・本展覧会は十分な感染対策を実施した上で予約限定でのご案内となりますことをご了承ください。
・感染症の拡大による生活様式の変化の中、多くの方に展覧会を安心してお楽しみいただけるよう、展覧会初日より、オンラインコンテンツも弊廊HPやインスタグラムにて発信してまいります。
・今後の国・地方自治体から休業要請内容の変更等があった場合、それに準じて本展覧会の期間なども変更になる可能性がございます。こちらも弊廊HPやインスタグラムなどでお知らせいたします。


HP:http://theclub.tokyo/
Instagram:theclub.tokyo​
お問い合わせ:info@theclub.tokyo
紹介サイト:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/20092-1121360513.html


イスラエル出身アーティスト ユリ・アランとは

イスラエルで生まれたユリ・アランは、イスラエルの名門芸術学校であるベツァレル美術を卒業後、ニューヨークのコロンビア大学で美術学修士を取得。Tenants Like These」Sadie Coles HQ (ロンドン、2019)、「Five Minutes Before」South London Gallery (ロンドン、2013) 、「here, here and here」 Kunsthalle (チューリッヒ、2013)等で個展を開催するほか、グループ展では「99 Cents or Less」デトロイト現代美術館(デトロイト、2017)、「Walter Benjamin: Exilic Archive」Tel Aviv Museum of Art (テルアビブ、2016)、「do it」(2013-15 ※世界各地の様々な会場で開催)、「The 2014 Whitney Biennial」ホイットニー美術館 (NY、2014)、「The Encyclopedic Palace – 55th Venice Biennale」 (ヴェネチア、2013)等で作品を展示しています。


絵画やドローイング、彫刻、コラージュなど、幅広い制作を通じて、言語が私たちのアイデンティティの形成にどう影響するかを探究しているユリ・アランにとって、イスラエルからニューヨークげ移住した経験は、作品制作において重要な要素になっていると述べています。


語が母国語ではないからかもしれないが、僕の中では、文字を見てから、意味を理解するのに時差が生じる。僕にとって文字はあくまで伝達するための記号であり、すべてに鍵カッコが付いているみたいに感じるんだ。

ユリ・アラン

言葉や意味への好奇心によって、引き起こされるアランの探求は、具象と抽象という枠組みをこえて、見る人それぞれのアイデンティティや、認識によって楽しめる作品を生み出しています。


日本初個展となる今回の展示では、平面作品が20点以上展示される予定です。


Uri Aran, Eggs For Breakfast and Bird In A Blanket 76.2 x 66 x 7 cm courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London
Uri Aran, Eggs For Breakfast and Bird In A Blanket 76.2 x 66 x 7 cm courtesy of the artist and Sadie Coles HQ, London

ユリ・アラン Uri Aran

1977年生まれ、イスラエル出身。
ニューヨークを拠点に活動。エルサレムのベツァルエル美術デザイン学院を卒業後(2004)、ニューヨークのコロンビア大学を卒業し美術学修士を取得(2007)。世界各地で展示を行い、個展には「Tenants Like These」Sadie Coles HQ (ロンドン、2019)、「Five Minutes Before」South London Gallery (ロンドン、2013) 、「here, here and here」 Kunsthalle (チューリッヒ、2013)等がある。近年のグループ展では「99 Cents or Less」デトロイト現代美術館(デトロイト、2017)、「Walter Benjamin: Exilic Archive」Tel Aviv Museum of Art (テルアビブ、2016)、「do it」(2013-15 ※世界各地の様々な会場で開催)、「The 2014 Whitney Biennial」ホイットニー美術館 (NY、2014)、「The Encyclopedic Palace – 55th Venice Biennale」 (ヴェネチア、2013)等で作品を展示している。

© Uri Aran