Share

BUSINESS

新型コロナウイルスも滅菌!
Tera Novel (テラ・ノベル) 社の新型有機分子に迫る

ナボン 恵子 |2020年09月23日


感染症予防、細菌やウイルスの滅菌に革新的なソリューションを開発・提供するTera Novel (テラ・ノベル) 社

2020年は世界的な新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われ、歴史的にも衝撃な年として記録されるでしょう。経済の混乱はもちろんのこと、新型ウイルスの脅威に対して予防や対策、治療など急ピッチで対応に迫られました。この記事では、イスラエル国防省所管の研究所で1952年に設立された IIBR (Israel Institute Biological Research) からスピン・アウト(資本関係の継続なしで、事業を切り出し独立すること) で創業した、Tera Novel (テラ・ノベル) 社を取り上げます。Tera Novel社は、病院・医療施設や高齢者施設などにおける感染症予防対策、細菌やウイルスの滅菌を目的に革新的なソリューションの開発に従事しています。同社のテクノロジーは幅広い業界で取り入れられ、パンデミックを受けて更にそのニーズは拡大しています。



新型コロナウイルスも滅菌!Tera Novel社の新型有機分子と製品について

Tera Novel社は、IIBRにより開発された活性塩素を高度に含む、新型有機分子の専属ライセンス権を有します。通常、細菌類とカビなどの真菌類は、外部の攻撃から自己防衛をする為の外壁として、細胞膜や細胞壁などを持ちます。Tera Novel社が保有する新型有機分子は、この外壁を破壊することができるのです。


同社が開発・提供する新型有機分子を含む製品には、滅菌効果があります。「滅菌」とは、ウイルスや細菌を完全に消滅させることを意味します。またこの分子は継続的に再活性化が可能な為、長期に渡ってその効果を持続することが可能です。この新型有機分子の集合体は、限られた一定のウイルスや細菌、真菌に効くといった限定的なものではなく、全てのウイルスや細菌、真菌が対象です。そして新型コロナウイルスをも滅菌することが確認されています



WT Steril™ (ダブリュー・ティー・ステリル) は、硬化質の表面を殺菌する特許取得済みの製品で、新しい化学的および生物学的滅菌ソリューションです。ウイルスや細菌、カビなどに対し、数秒以内に99.9%以上の割合で効果を発揮します。前述のとおり、新型コロナウイルスも滅菌の対象です。病院・医療機関の他、公共交通機関やスポーツ施設など大規模で広範囲にわたる使用から、オフィスや家庭での利用にも有効です。



Germs Over™ (ジャームズ・オーバー) は、物質に添加するタイプの製品で用途が幅広く、例として、建設分野であればペンキといった塗装素材から石膏やセメント、接着剤、他の建築素材まで応用が可能です。さらにプラスチック、ポリマー製品、布などの生地まで様々な製品にも利用できます。医療従事者の白衣やユニフォーム、院内のカーテンにも実際に利用され、その有効性が承認されています。また毒性検査や刺激性の効力テストにも合格しています。


Germs Over™は、既に様々な製品に取り入れられていますが、不織布のマスクにGerms Over™を含むスプレー式の製品を使用すると、そのマスクはウイルスや細菌に対して殺菌効果を持つようになります。マスクの外部にウイルスが付着した場合は、ウイルスを殺菌し体内に侵入するのを防ぎます。このようにGerms Over™を肌に直接触れ、鼻などの器官に非常に近い位置で装着するマスクにも活用する為、AMARというイスラエル保健省の医療機器規制部門による正式認可取得を目指し、現在その最終行程です。このAMARは基準が大変厳しい為、AMARを取得することで、各国が制定するそれぞれの規定をほぼ網羅することにもなります。



新型有機分子を含むソリューションに世界中が注目

今回は、Tera Novel社Chairman of the board (会長) であるKaren Cohen Khazon (ケレン・コーヘン・カゾン)氏とVP Global business development (VPグローバル事業開発) を担当するOsnat Rozenberg (オスナット・ローゼンバーグ) 氏にインタビューをさせていただく機会を持つことができました。最新のテクノロジーによって新型コロナウイルスや細菌に浸食された物質の滅菌をすることができる、新型有機分子を含むソリューションに世界中が注目をしています。


Tera Novel社 Chairman of the Board ケレン・コーヘン・カゾン氏(左)とVPグローバル事業開発担当するオスナット・ローゼンバーグ氏(右)

―――新型コロナウイルの発生を受けて、Tera Novel社ではどのような変化が起こりましたか?


弊社が有する新型有機分子のテクノロジーは、どんなタイプのウイルスや細菌、真菌を滅菌します。新型コロナウイルスに対しても滅菌効果が確認できた際には、早期に世界中で展開するための関心が非常に高まりました。


―――革新的な技術を有するTera Novel社での挑戦は何ですか?


様々な業界や製品に応用できる添加タイプのGerms Over™は、まさにゲームチェンジャーです。ただ、それぞれの対象物質に対して効果を最大化するために、固有のフォーミュラ (成分構成) が必要になります。弊社ではかなりのリソースと時間を研究・開発に費やす必要があることが挑戦でしょう。



―――今後のTera Novel社の展望を教えてください。


日本のみならず世界中へ展開するにあたり、やはり当地での強力なパートナーが必要です。弊社のテクノロジーにより、世界中が取り組んでいる新型コロナウイルスの拡散防止対策に大きな成果をもたらす事が可能です。早く世界中がウイルスの脅威から開放されるよう、尽力していきたい限りです。


Tera Novelウェブサイト

https://www.teranovel.com/