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TECHNOLOGY

障がいを持った子供たちの運動のモチベーションを上げるアプリSongo

「影響力のあるテクノロジー」の開発を目標に掲げ、2018年にイスラエルで設立された「Hilma」。障がいを持つ人々の支援や若者の技術リーダーシップスキル育成を行い、より良い社会づくりのテクノロジーを開発しています。


Hilmaのロゴの写真です。

テクノロジーで社会を変えるイスラエル発「Hilma」
BUSINESS

テクノロジーで社会を変えるイスラエル発「Hilma」 テクノロジーで社会を変えるイスラエル発「Hilm...

ISRAERU 編集部 / 2021年12月15日


障がいや運動機能に問題を抱える子供たちのためのアプリ Songo

今回ご紹介するのは、障がいや運動機能面に障がいを持つ子供たちに向けて開発されたアプリSongoです。

体の健康を維持するためには定期的な運動が欠かせません。しかし、障がいを持つ子供たちや大人にとって、毎日活発に運動することは簡単なことではありません。そこで、Songoが登場します。

Songoは、利用者を音楽の力で励まし、運動へのモチベーションを維持させるのです。


Songoアプリが携帯にディスプレイされた写真です。

お気に入りの曲を聴きながらサイクリングを楽しむ

Songoは、アプリの利用者が自転車を漕いでいる間や手押し車を押している間、はたまた電動車椅子を動かしている間、その人のお気に入りの曲を流してくれるアプリケーションです。このアプリには、全利用者名と各利用者のお気に入りの曲が記憶されています。



Songoは、自転車や手押し車に接続されたスマホ搭載型モーションセンサーを使い、利用者の微細な動きまで逃しません。ゆっくりとした動作や断続的な動きもしっかり捉えます。


またSongoは、一人一人の動きのペースやリズムに合わせ、利用者のお気に入りプレイリストから最適な曲を流します。子供たちもすぐに自転車を漕ぐと音楽が流れ、漕ぐのをやめると音楽も止まることを理解します。


継続的な運動は、風邪の予防に繋がります。また、気分を高めたり、元気の源にもなります。Songoを利用すれば、障がいを持つ人も持たない人も、全ての人が音楽を通してモチベーションを保ち、運動を楽しむことができるのです。

Hilmaはアプリケーションの機能を継続的にアップデートし、パーソナライズ化された最適なサービスを子供たちと治療に取り組む専門家の方々へ提供し続けます。


開発者からのメッセージ

Hilmaでは、Songoアプリの使用に興味のある日本国内の作業療法クリニックや特別支援学校、プログラムの現地パートナーを募集しています。

詳しくはISRAERUまでお問い合わせください。



Songo Webサイト: https://www.english.hilma.tech/songo

Hilma Webサイト: https://www.english.hilma.tech/

Hilma Facebook: https://www.facebook.com/hilmatechforimpact