
イスラエルの救護団体であるマーゲン・ダビド公社によると、1月7日にイスラエルは高齢者介護施設、定年者向け介護施設の全居住者および全従業員に対するCOVID-19ワクチン接種の第一段階を完了した世界初の国となりました。
約10日間をかけ、約15万人の高齢者介護施設などの居住者と従業員に対して1回目のワクチン接種を行い、2回目の接種も間もなく始まります。
60歳以上のイスラエル人は、通常かかりつけの病院でワクチン接種ができますが、高齢者介護施設の居住者は、施設に特別訓練を受けたマーゲン・ダビド公社の救急医療技術者が訪問しワクチン接種を行うため、病院へ出向く必要はないと、マーゲン・ダビド公社の長であるイーライ・ビン氏は述べています。

「リスクの高いグループに属する高齢者が、最優先でワクチンを接種し、10日以内に2回目のワクチンを接種することは極めて重要です」と、ビン氏は述べています。
イスラエルでは他の国と比べ、一人当たりのワクチン供給量が圧倒的に多く、1月7日時点で100人のうち19.55人が最初のワクチンを接種済みです。
そして土曜夜、イスラエルのネタニヤフ首相は、遅くとも3月末までにイスラエル国民全員がワクチンを接種できるよう、イスラエル向けのワクチンの大量購入を米ファイザーと合意したことを発表しました。
「イスラエルはワクチン接種国の最前線に立っており、国家救護団体のマーゲン・ダビド公社は、コロナウイルスとの戦いの最前線に立ち続けるでしょう」とビン氏は述べています。
パンデミックが始まって以来、マーゲン・ダビド公社は約365万人のサンプリングを行っています。
情報提供:ISRAEL21c
執筆:Abigail Klein Leichman