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BUSINESS

イスラエルの介護施設で働く全従業員にワクチン接種実施

イスラエルの救護団体マーゲン・ダビド公社は、高齢者介護・生活支援住宅の全居住者・全従業員に対するCOVID-19ワクチン接種第一弾を完了

by ISRAERU 編集部 |2021年01月13日

地中海タワーにある定年者コミュニティ居住者にCOVID-19ワクチンの初回投与を行うマーゲン・ダビド公社の職員
地中海タワーにある定年者コミュニティ居住者にCOVID-19ワクチンの初回投与を行うマーゲン・ダビド公社の職員(写真提供:Magen David Adom Spokesman’s Office)

イスラエルの救護団体であるマーゲン・ダビド公社によると、1月7日にイスラエルは高齢者介護施設、定年者向け介護施設の全居住者および全従業員に対するCOVID-19ワクチン接種の第一段階を完了した世界初の国となりました。


約10日間をかけ、約15万人の高齢者介護施設などの居住者と従業員に対して1回目のワクチン接種を行い、2回目の接種も間もなく始まります。


60歳以上のイスラエル人は、通常かかりつけの病院でワクチン接種ができますが、高齢者介護施設の居住者は、施設に特別訓練を受けたマーゲン・ダビド公社の救急医療技術者が訪問しワクチン接種を行うため、病院へ出向く必要はないと、マーゲン・ダビド公社の長であるイーライ・ビン氏は述べています。


カルネイ・ショムロンの高齢者施設でワクチン接種を行うEMT
カルネイ・ショムロンの高齢者施設でワクチン接種を行うEMT(写真提供:Magen David Adom Spokesman’s Office)

「リスクの高いグループに属する高齢者が、最優先でワクチンを接種し、10日以内に2回目のワクチンを接種することは極めて重要です」と、ビン氏は述べています。


イスラエルでは他の国と比べ、一人当たりのワクチン供給量が圧倒的に多く、1月7日時点で100人のうち19.55人が最初のワクチンを接種済みです。



そして土曜夜、イスラエルのネタニヤフ首相は、遅くとも3月末までにイスラエル国民全員がワクチンを接種できるよう、イスラエル向けのワクチンの大量購入を米ファイザーと合意したことを発表しました。



「イスラエルはワクチン接種国の最前線に立っており、国家救護団体のマーゲン・ダビド公社は、コロナウイルスとの戦いの最前線に立ち続けるでしょう」とビン氏は述べています。


パンデミックが始まって以来、マーゲン・ダビド公社は約365万人のサンプリングを行っています。


情報提供:ISRAEL21c

執筆:Abigail Klein Leichman