イスラエル最大ハンバーガーレストラングループ「BBB」とスタートアップ企業「SavorEat」が提携を発表
イスラエルでハンバーガーレストラン「BBB」「Mozes」「Burgerim」を100店舗展開し、国内でも最も有名なハンバーガーレストラングループ「Burgus Burger Bar(BBB)」が、肉の代替製品を開発しているイスラエルのスタートアップ企業「SavorEat」との提携を発表しました。SavorEatは3Dプリントで作るハンバーガー開発を進めており、今回の提携により、BBBが商品開発の最終段階に携わることになります。パイロット版の完成は2021年半ばを予定しており、市場向けの3Dプリント製ハンバーガーが完成したら、BBBにて期間限定で提供されます。
BBBの総監督を務めるアフバ・ターゲマン氏は今回の提携について、「より持続可能な製品を導入するBBBの取り組みの一部」と述べました。
SavorEatはかつてChef-ITとして知られており、植物ベースのタンパク質、脂質、フレーバー成分、セルロースといった原料と、牛肉や牛脂など様々な肉の食感を生み出す繊維が詰まったカートリッジから、ビーガンバーガーを瞬時にプリントする機械の開発を進めています。この機械では、プリントと同時に赤外線で調理されるよう設計されており、完成後は各BBB店舗に設置予定です。
SavorEatの技術は、ヘブライ大学で植物分子生物学、タンパク質工学、ナノバイオテクノロジーの教授を務め、SavorEatの創設者の一人でもあるオデッド・ショセヨブ氏により開発されました。2018年4月のプロトタイプでは、1つのバーガーをプリントするのに10分かかっていましたが、現在では3分でプリントできるまで改善されています。
同社代表取締役であり、創設者の一人でもあるラヘリ・ビズマン氏は今回の提携について、「商品開発をスピードアップかつ最大化させ、レストラン業界参入という弊社のゴールに大きく近づく機会になるでしょう。レストランチェーン運営とバーガーづくりにおいて、経験豊富なBBBを頼りにしています」と述べています。
Burgus Burger Bar
SavorEat