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BEAUTY

ソープアーティストSveta Dayanが自然素材だけで作るイスラエルの美しい石鹸ブランドSveta True Soap

by 松井 葉月 |2021年05月06日

繊細なデザインに一目で圧倒される石鹸


一つの石鹸の中にいくつもの高度な技術が集約されている。全製品がSveta氏の手作りのため、一つ一つわずかにデザインが異なる。
一つの石鹸の中にいくつもの高度な技術が集約されている。全製品がSveta氏の手作りのため、一つ一つわずかにデザインが異なる。

Sveta True Soapの製品を初めて見た時、まずその見た目の美しさに圧倒されました。

このブランドの創業者であるソープアーティスト Sveta Dayan氏が作る石鹸は、良質な自然素材のみで作られているにも関わらず、外見の美しさにも目を奪われることが大きな特徴です。

見た目で楽しくなり、さらにその使い心地の良さと自然で優しい香りに癒され、幸福感に包まれ、使う人々はさらに美しくなります。


石鹸の完成までに最低1ヶ月〜熟成させる必要がある。手間と時間がかかるが美容成分を逃さない、ケン化法(コールドプレス製法など)で作られている。
石鹸の完成までに最低1ヶ月〜熟成させる必要がある。手間と時間がかかるが美容成分を逃さない、ケン化法(コールドプレス製法など)で作られている。

「こだわり」と言葉で示すことは簡単ですが、石鹸に関してはどれほどのこだわりが込められても、外見からそれを測ることは難しいです。しかしSveta氏の石鹸からは、一目で強い思いやこだわりが伝わってくる点が面白く、魅力的です。


美しい外観に目を奪われがちだが、配合成分も素晴らしい。ベースにエクストラヴァージンオリーブオイル、シアバター、ココアバター、ココナッツオイルなど、良質な天然オイルのみを使用しており、潤いを保ちながら優しく洗い上げる。
美しい外観に目を奪われがちだが、配合成分も素晴らしい。ベースにエクストラヴァージンオリーブオイル、シアバター、ココアバター、ココナッツオイルなど、良質な天然オイルのみを使用しており、潤いを保ちながら優しく洗い上げる。

歴史的にイスラエルの周辺地は石鹸作りが盛ん

古来よりイスラエルの周辺では石鹸作りが盛んに行われてきました。石鹸作りに必要な植物オイルと、苛性ソーダの元になる石灰が取れるからです。オリーブオイルを使用したパレスチナのナブルス石鹸や、オリーブオイルとローレルオイルを使用したシリアのアレッポ石鹸などは、古来の伝統があり有名です。現在もイスラエル国内では多くのブランドがひしめき合い、Gamila Secret/ガミラシークレットなどは日本でもよく知られています。


この辺りは乾燥した気候のため良質なオリーブが育ちやすい。さらに石鹸作りに必要な苛性ソーダの元になる石灰が取れる。
この辺りは乾燥した気候のため良質なオリーブが育ちやすい。さらに石鹸作りに必要な苛性ソーダの元になる石灰が取れる。

Sveta氏が持つ専門的な医学知識とアート感覚

先述したような石鹸は、伝統的でシンプルな基礎的製法で作られています。Sveta氏はこの地域に根付く伝統的な手法や成分に加えて、彼女独自の高度な技術と計算能力を使いこなして美しいソープを完成させます。彼女は医療系の大学を卒業し、さらに文系の修士を取得。専門的な医学知識とアート感覚を最大限に活用し石鹸作りをしています。


色彩感覚が豊かで、まるでアート作品を手にしたよう。美しい色も全て天然成分でつけられている。色をつけるためだけではなく、その成分の美容効果に着目し配合している。
色彩感覚が豊かで、まるでアート作品を手にしたよう。美しい色も全て天然成分でつけられている。色をつけるためだけではなく、その成分の美容効果に着目し配合している。

手間や苦労を惜しまず手作りにこだわる

Sveta True Soapのような美しく、機能的なソープを作るには、どのような過程を経て、どんな能力が必要なのでしょうか。

まず、どういった効果の石鹸を作りたいかにより、オイルやハーブの調合を変えていくため、豊富な成分知識は必須です。


100%天然のエッセンシャルオイルを使用しており、アロマテラピーの効果もある。人工的でない、本物の優しい香りに癒される。
100%天然のエッセンシャルオイルを使用しており、アロマテラピーの効果もある。人工的でない、本物の優しい香りに癒される。

その素材により、どのような製法が合っているか、調合具合はどれくらいが良いか、型の種類はどれが良いのか、さらにどの程度熟成させるべきか等を一回一回考慮しなくてはなりません。完成度が高く効果的なソープを作るには、計算するべきことが膨大にあります。新しい製品を生み出す度に、膨大で緻密な計算を積み重ねています。


伝統的な石鹸の製法にSveta氏が持つ医学的知識と緻密な計算能力と美的センスが加わり、彼女独自の繊細かつ機能的な石鹸が産まれる。
伝統的な石鹸の製法に、Sveta氏が持つ医学的知識と緻密な計算能力と美的センスが加わり、彼女独自の繊細かつ機能的な石鹸が産まれる。

Sveta氏はそういった手間や苦労をモノともせずに、無邪気で嬉しそうに石鹸作りへの愛を語ります。どんなに手間がかかっても一つ一つの石鹸に物語があるため、絶対に機械化はせず、手作りにこだわっているのです。


Sveta氏はイスラエルのコスメ業界内からの信頼が厚く、国内の化粧品企業に対して石鹸作りのレクチャーを行うこともある。
Sveta氏はイスラエルのコスメ業界内からの信頼が厚く、国内の化粧品企業に対して石鹸作りのレクチャーを行うこともある。

Sveta True Soapが美しい色合いである理由

Sveta氏が作る石鹸は、単に石鹸と呼ぶには勿体無いほどに、その見た目の美しさで人々を感動させます。


合成着色料を使わずとも、自然成分だけでここまで美しい色合いを出すことができる。
オーガニックブランドのカラーコスメによく使用されるマイカもほとんど使用しないという。
合成着色料を使わずとも、自然成分だけでここまで美しい色合いを出すことができる。
オーガニックブランドのカラーコスメによく使用されるマイカもほとんど使用しないという。

Sveta True Soapでは合成着色料は一切使用していません。下記はごく一部の例ですが、その美しい色合いの秘訣をご紹介します。色合いだけではなくその効果にも注目です。


青色:高級スパで使用されているような肌へのヒーリング効果が高い、「カンブリア粘土」を使用。
ピンク色:オーストラリアやフランスで採取される、油分の吸着力に優れた、「ピンク粘土」を使用。
緑色:抗炎症作用に優れた「スピルリナ」を使用。
黄色:抗菌効果でニキビを防ぐ「ターメリック」を使用。
:古い角質や毛穴の汚れを取り除く「炭」を使用。


高級スパで使用されるような、高品質なピンククレイで優しいピンク色を出す。ピンククレイはその吸着力から古くなった角質をおとし、毛穴に詰まった汚れを落とす。
高級スパで使用されるような、高品質なピンククレイで優しいピンク色を出す。ピンククレイはその吸着力から古くなった角質を落とし、毛穴に詰まった汚れを落とす。

Sveta Dayan氏は現役の医療従事者

美しく機能的な石鹸を作り続けるSveta Dayan氏、彼女自身のストーリーを少しご紹介します。Sveta Dayan氏はハンガリーで生まれ、ロシアで育ちました。1997年にアリヤーと呼ばれるイスラエルへのユダヤ人移民として、イスラエルに移住。現在は可愛い2人のお子様にも恵まれ、愛猫も一緒に暮らしています。


石鹸作りに真摯で真面目でありながら、ユーモアに富んだチャーミングな人柄も魅力的だ。
石鹸作りに真摯で真面目でありながら、ユーモアに富んだチャーミングな人柄も魅力的だ。

特記すべきは彼女が現役の医療従事者であることです。現在もICU(集中治療室)看護師として、責任感を持ち働いています。コロナ禍においては非常に大変な経験をされています。


暫くの間、石鹸作りを休んでいました。Sveta氏を心配するファンに向けて、彼女がSNSにて医療現場の現状を発信したところ、1,000件以上の応援コメントが寄せられました。現状を理解し応援してくれたファンのコメントは、非常に励みになったと語ります。


Sveta氏は現在もICU(集中治療室)専門の看護師として働いている。コロナ禍で石鹸作りをする時間がなかったが、彼女のSNSには1,000件以上のファンからの応援コメントが寄せられた。
Sveta氏は現在もICU(集中治療室)専門の看護師として働いている。コロナ禍で石鹸作りをする時間がなかったが、彼女のSNSには1,000件以上のファンからの応援コメントが寄せられた。

Sveta Dayan氏は真面目でポジティブで努力家ですが、真面目なインタビューの中でもユーモアを忘れずチャーミングです。

そして石鹸に関しては、今までに出会った人々の中で圧倒的な知識量を持ちます。彼女のいわばオタク気質とも言えるほどの石鹸への情熱に触れ、筆者はさらに大ファンになりました。


Sveta氏が作る石鹸は手元にあるだけで幸せな気持ちなる。プレゼントにも最適だ。
Sveta氏が作る石鹸は手元にあるだけで幸せな気持ちなる。プレゼントにも最適だ。

そんなSveta氏が作る、見た目も成分も美しいSveta True Soap。いつか日本のコスメファンの手に渡る日が来ることを願っています。



Sveta True Soap

YoutubeにてSveta Dayan氏が石鹸作りのレクチャー動画をアップしています。

是非ともご覧ください。