
4月13日(日)に開幕した大阪・関西万博は、予想以上の人気で来場者が殺到し、イスラエルパビリオンも連日数千人が訪れ、10,000人を超える熱狂的なファンがつめかける日もあります。実際に訪れた人たちがなにを見て、どんな体験をしたのか現地で取材しました。
悠久の時を物語る石とランプを展示
イスラエルパビリオンの目玉は、価値ある出土品。エントランスで来場者を迎えるのは、オリーブ山の近くで発掘された1700年前の陶器のオイルランプです。現在、イスラエルの国章となっているメノラを含むユダヤ神殿のシンボルで飾られたこのランプは、「暗い時代に光を広める」ことを象徴しています。

メインスペースに足を踏み入れると、来場者はヘブライ語、英語、日本語による、時代を超えた祝福の言葉で迎えられます。「そして、あなたによって、地上のすべての家族は祝福される」。歴史、風土、自然、先進テクノロジー、文化・・・イスラエルが世界に貢献してきたことが、現在、そして未来へのメッセージへと繋がっていきます。
パビリオンの中央には、およそ2000年前に使われた古代エルサレムの建築石材「ザ・ストーン」が置かれ、「Forever」と題された展示のシンボルとなっています。そこには、聖書の一節が力強い言葉で投影され、訪れた人が手を触れると、イスラエルが辿った歴史を体感するような気分に。

あなたの願いが「嘆きの壁に」届けられる🌿
エルサレム旧市街の中心には、2000年前の古代ユダヤ神殿の名残である「嘆きの壁」があり、世界中から何百万人もの人々が訪れ、古代の石の間に願いを託したメモを挟んでいます。
目の前にあるタッチパッドに願いごとを登録すると、それがメモとなって、実際に「嘆きの壁」の石の間に挟み込まれる参加型コンテンツ。来場者の多くがタッチパッドに向かい、思い思いに願いごとを登録していたのが印象的です。イスラエルパビリオンは、遙かな距離を超えて、インタラクティブにエルサレムと結ばれていました。

シャロウムちゃんに会いに行こう
ヘブライ語で平和を意味する「シャローム」と、日本語の「オウム」を組み合わせたシャロウムちゃん。片手にオリーブの枝、頭にはダビデの星の冠をかぶり、行く先々で友好のメッセージを発信しています。大阪・関西万博開催中はシャロウムちゃんが来場する機会もたくさんあるので、あなたもシャロウムちゃんに会えるかも!

会場には、イスラエル産のスキンケアやワインをご紹介するショップもあって、なかには初日に売り切れてしまったものも!次回は会場で買えるイスラエルの人気アイテムをご紹介します。お楽しみに!

EXPO 2025 大阪・関西万博
イスラエルパビリオン
セービングゾーン COMMONS C
公式サイトhttps://expo2025israel.co.il/ja/
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