イスラエルのパラリンピックチームは、9月5日に終了した東京パラリンピックで、金メダル6個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得しました。その9個のメダルのうち8個は水泳で獲得したものです。また本大会でイスラエルチームは、多くの新記録を達成しました。
マーク・マリヤール選手(21歳)は、男子200m個人メドレーで金メダル、男子400m自由形で金メダル、男子100m背泳ぎで銅メダルを獲得。また200mと400mで障害者種目の新記録を更新しました。
ミ オメル・ダダオン選手(20歳)は、200m自由形で金メダル、男子50m自由形で金メダル、150m個人メドレーで銀メダルを獲得。200mと50mの種目で障害者種目の記録を更新しました。
リヤッド・シャラビ選手(34歳)は、アラブ系イスラエル人で初めてイスラエル代表としてメダルを獲得。彼は、男子50m背泳ぎで金メダル、男子100m背泳ぎで金メダルを獲得しました。
競泳のメダリストである3人は、ハイファにあるIlan Rehabilitation and Sports Centerで、Yaacov Beininsonコーチのもとでトレーニングを行っています。
イスラエルチームの9個目のメダルは、女子シングル2,000メートルでモラン・サミュ選手(39歳)が獲得した銀メダルでした。テルアビブのダニエル・ローイング・センターでポーラ・グリゼッティ(Paula Grizetti)コーチのもと練習しています。
イスラエルのパラリンピックチーム33名(男子15名、女子18名)は、陸上競技、バドミントン、ボッチャ、ゴールボール、パラカヌー、パワーリフティング、ボート、射撃、水泳、卓球、車いすテニスの11競技に出場。
国際パラリンピック委員会によると、筋力障害、受動的可動域障害、四肢欠損、脚長差、低身長、過緊張、運動失調、アテトーゼ、視覚障害、知的障害の10種類の障がいに該当すると、選手の資格を得ることができます。
スポーツによって分類の方法が異なり、パラリンピック競技の中には、一つの障がいの種類に限定されたものがあります。例えば、ゴールボールは視覚障がいのある選手のみを対象。陸上競技や水泳などの他のスポーツでは、10種類の障がいが参加できます。
イスラエルは1960年の第1回大会からパラリンピックに参加。第1回代表団は、水泳、卓球、車椅子バスケットボールで、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得しました。
2016年のリオ・パラリンピックでは、ボートのモラン・サミュエル(Moran Samuel)選手、射撃のドロン・シャジリ選手、競泳のインバル・ぺザロ選手が銅メダルを3つ獲得しました。
情報提供:Israel21c
テキスト:Abigail Klein Leichman