東アジア地域のサッカー統括団体である東アジアサッカー連盟(以下、EAFF)は、AIを活用したスポーツ動画コンテンツ自動生成の世界的リーダーであるWSC Sportsとのパートナーシップを締結。
2022年大会に続き、2025年大会でも継続し、リアルタイムでのマルチチーム対応動画配信を実施しました。
目次
ハイライト場面を瞬時に配信する新たな視聴体験
2025年7月に開催された本大会では、試合を決定づけるゴールや舞台裏でのセレブレーションをはじめ、日々のハイライトが数秒以内に配信されるという、新たな視聴体験を実現。
WSC SportsのAI技術により、瞬時に放送品質のハイライト動画を生成および配信が可能になりました。
2022年大会では、東アジア全域における大会の配信・視聴のあり方を大きく変革。ファンはゴールシーンや試合のハイライトを、アクション発生から数秒以内に楽しむことができました。
WSC SportsのAIプラットフォームは、専属の制作チームを持たないリーグや関係者であっても、放送品質の映像コンテンツを瞬時に生成・配信することを可能にしました。

EAFF向けに実現された主なAI機能
1.リアルタイムかつパーソナライズされた動画生成
すべての試合から自動でハイライト動画を生成し公開。チーム別、選手別、注目シーン別にインデックス化され、必要に応じて手動編集ツールでのクリエイティブ調整も可能になりました。
2.複数チームによる同時利用
日本と韓国のリーグや、日本の動画クリエイターが同一プラットフォームからリアルタイムのフィードやツールにアクセス。制作リソースの差を解消し、すべてのチームが同じ条件でファンにアプローチすることが可能になりました。
3.マルチプラットフォームの配信
EAFFのSNSや公式サイト、日本や韓国のリーグ、大会特設SNSなどに即時配信。ファンが、どのプラットフォームからでもコンテンツにアクセスすることが可能になりました。
4.スポンサー・ブランド提携
ロゴやブランディング要素を自動でオーバーレイすることにより、一貫したブランド表現を提供できます。

マルチチームの共同制作を可能にする統合プラットフォーム
今回導入されたWSC Sportsの仕組みにより、複数のサッカーリーグや公認映像クリエイターが、同じ大会からリアルタイムで独自コンテンツの制作が可能に。高度な編集スキルや大型の制作チームを必要とせずに、WSC Sportsの技術がすべての参加チームに迅速かつ大規模にファンとつながる手段を提供します。
EAFFエクゼクディブダイレクター マーケティング&オペレーションズの小西あおい氏は次のように述べています。
「EAFF大会の認知拡大とリーチ向上を目指すなかで、WSC Sportsとの協業は今回もタイムリーに大会の興奮をファンに届ける貴重な成果をもたらしました。EAFFの公式サイトのみならず、大会公認クリエイターや参加国のリーグが高品質なハイライトコンテンツを手軽に制作できたことで、より多くのファンとつながることができました」。
また、WSC Sports 日本責任者の中川ベンは次のように述べています。
「EAFF大会は、複数のステークホルダーをひとつのコンテンツ戦略でつなぐ、当社プラットフォームの理想的な活用例です。開幕戦から決勝まで、あらゆるチームがあらゆるファンに向けて、自らのストーリーをリアルタイムで届けることができました」。
EAFFは今後も東アジアにおける大会の存在感を高める取り組みを継続。
また、WSC Sportsは、世界中の連盟やリーグ、クラブに向けて、スポーツコンテンツ制作の民主化、ファンとの関係の深化、そして新たな商機の創出を支援し続けていきます。
東アジアサッカー連盟(EAFF)について
東アジアE-1サッカー選手権は、東アジア地域のサッカーの発展と国際親善を目的とした大会で、東アジアサッカー連盟(EAFF)によって主催されています。この大会には、日本、中国、韓国、北朝鮮などの東アジア諸国が参加し、2年ごとに開催されます。
大会形式は、各国の代表チームが競い合い、決勝大会で優勝国が決定されるものです。2003年に初開催されて以来、地域の競技レベルを向上させるだけでなく、東アジアのサッカー界において最強チームを決定する重要な大会として位置づけられています。
WSC Sports について
AIを活用したスポーツコンテンツ技術のパイオニアとして、NBA、ESPN、YouTubeTV、ラ・リーガをはじめとする世界550以上のスポーツ団体に対し、ファンとのつながりを深めるパーソナライズドコンテンツ体験を提供。
WSC Sportsのプラットフォームは、コンテンツの生成・管理・配信を自動化することで、スポーツコンテンツの権利保有者がリーチを拡大し、ファン層を拡充し、さまざまなプラットフォーム上での収益機会を最大化することを可能にしています。
